1047.何を諦めるか
2023.12.26
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
世の中、全てが思い通りに行くことってまずありません。
全部買ってとだだをこねるのは子供だけ。
とはいえ、子供だってプレゼント等を全て買ってもらえるわけでもありません。
何かが手に入るのであれば、手に入らない物は諦めることになります。
お金なのか、家庭の安定なのか、地位なのか、名誉なのか、生き様なのか、約束なのか、分かりませんが、譲れない者もあることでしょう。
そして、譲りたくない物の中で、環境が悪かったり相手が意地悪だったり、単にタイミングが合わないなど色んな事情があるわけですが、どうしても取捨選択の中で何かを手放さざるを得ないことがあるでしょう。
その時、何を諦めるかについては、自分自身が決める必要があります。人のせいにはできません。
そして、何かを諦めるということは、諦めなかった物を確保したり、諦めたからこそ空いた手で何かを次につかむことになるのです。だからこそ、何かを諦めなければならなくなった時は、自分の責任で決断をすることが大切です。
1046.しょうがない
2023.12.25
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
若い頃、しょうがない、という言葉が好きではありませんでした。諦めずに取り組み続けることの方が重要だと思って居たからです。確かに、向上心や努力で達成出来る物については、しょうがないという言葉を使わない方が良いのかもしれません。
しかし、色んな経験を積むようになって、しょうがない、ということもまた大事なことかなと思っています。
亡くなった大切な人について、色々思いは溢れてこようとも、亡くなったこと、生前にもっと良くしておけば良かったと思うこと、それらは、しょうがないことです。亡くなった以上、もう何も出来ないのですから。済んだこと、良かったことにせよ悪かったことにせよ、そういうことに、しょうがない、と思うこともまた生きていく上で大切なことなのかもしれないと思っています。
健全な諦め、と同じかもしれませんが、済んだことを済んだこととして認識していくことも、次に向かうためには大事なことです。ただ、反省や考えることを放棄すると言っているわけではなく、時間を巻き戻すことは出来ないけれども、反省すべき所は反省し、改善できるところは改善し、でも、いつまでも悔やんでばかりはいない、ということになるのだと思います。
そういう意味では、有意義なしょうがない、ということもあるんじゃないかなと思っています。
1045.イルミネーション
2023.12.24
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クリスマスが近づいています。
実家が寺院なので、それほどクリスマスに思い入れがあるわけでもないのですが、寒い季節、何かと街が若い力で盛り上がっていくのは活気があって良いことでしょう。我が家もジングルベルを歌わないだけで、ちゃっかり便乗して鶏肉食べたりはします。
先日所用があり、博多や天神の写真を撮ってきましたのでいくつか開陳してみようと思います。
いずれも天候が悪く、すごく寒くて、ステージでは唄やピアノもありましたが、ちょっとおじさんには寒すぎて、腰を落ち着けてホットワインを飲むなんて気になれませんでした。街が活気づくのは良いのですが、外で楽しめる人達は若いなぁと年寄り臭いことを考えながら、でも、トナカイのイルミネーションなどはしっかり撮影してきました。
ブログをご覧の皆様にもその何枚かをご覧頂ければと思います。





1044.アシタカとサン
2023.12.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
オカリナに合う曲もあれば合わない曲もあります。
スラブ舞曲やタイスの瞑想、亜麻色の髪の乙女など、弦楽器の響きの美しさや高音のピアニッシモが魅力な曲は基本的に向いていないんだろうなと思います。
一方で合う曲もあり、その内の一つにアシタカとサンなどが挙げられるでしょう。アシタカせっ記も良いと思います。
先日取引先の営業の方が遠方へ転勤することになりご挨拶に来られたのですが、その方とは、馬が合い、音楽談義に花が咲いたばかりか、家族ぐるみで当方のオカリナコンサートにもお出かけ頂き、嬉しく思っていました。
全国の転勤だと二度会うことがあるのかないのか分かりませんが、業者の方とも友情めいた感情を持つこともあります。
半年ほど前だったかに新日鉄時代に交流のあった方がわざわざ訪ねてくれたこともあった気がします。取引先と雖も人と人。やはり情緒的な交流があったり信頼関係を構築出来るのは良いことです。
最後の機会かもしれなかったのでアシタカとサンの演奏を捧げてお別れしました。
患者さんに優しくするのはもちろんのことですが、陰ながらそれらをサポートしてくれる業者の方たちとも、なれ合いは良くありませんが、患者さん第一、治療第一を貫きつつ、良い関わりが出来ればと感じています。
1043.美味しい怪物
2023.12.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
時々、野食ハンター茸本朗さんの動画を見ています。
彼は多摩川の辺りで野草を採ったりしていますが、福岡に在住していたこともあるそうで、勝手に親近感を持っています。色々調べて科学的な知識を用いて、毒キノコにかぶりついてみたり、野草を採って食べたりしているようです。
その一つにモンステラの実って食べられるって言う話があり驚きました。
当院でも友人からモンステラの葉の固定した物をオブジェとして頂いており、また、その影響もあって、観葉植物の合間にモンステラの小さな鉢を2つ育てています。実がなるの?ってのもびっくりな上に、食べられる?というのもびっくりでした。
ただし、完熟した部分のみ、で、未熟な所にはシュウ酸カルシウムを多く含んでいます。シュウ酸カルシウムの結晶はとがっているため、舌に刺さってピリピリと痛いんだそうです。小笠原などでは売られていることもあるとのことですが、知識がないと大変な目に遭うため、また、完熟のタイミングをはかるの難しいため、一般のスーパーなどでの販売には向かないんだろうなということです。そういうことを深く知って、チャレンジされている彼は本質的に頭の良い人物なんだろうなと尊敬しています。
まあ、実がなるほど巨大なモンステラになったら、クリニックのベランダに置いておけるかかなり微妙なので、今の葉っぱ一枚のモンステラが実がなるほど本当に育つのか?という疑問はあるのですが、それくらいになれば良いかなぁと思いつつ様子を見ています。
モンステラは学名をMonstera deliciosaといい、言わば、美味しい怪物と言うことになります。おそらく、学名を付けた学者さんは食べることが出来たのでしょう。実際にありつける日が来るのか来ないのか分かりませんが、桃栗三年柿八年梅は酸いから12年?モンステラは何年で食べられるのか全く分かりませんが、期待せずに育ててみようと思います。
1042.DESC法
2023.12.21
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バウアー夫妻とケリーは、会議の場、話し合いで何かを決めたり、課題を達成したりする場におけるアサーションの方法として、DESC法を提唱しました。要点を抜粋して、客主提選とも覚えることが出来ます。
D=describe:描写する(客観的な描写)
E=express,explain,empathize:表現する、説明する、共感する(主観的な気持ち)
S=specify:特定の提案をする
C=choose:選択する
客観的な描写を行い、主観的な気持ちを表現し、説明し、共感し、特定の「提」案を行い、どういう行動をとるか「選」択する、と言うことです。
これを用いて、会議の場では台詞を作っていきます。
例えば、空気が籠もっているので窓を開けて換気がしたい、と思った場合、
「会議が始まってある程度時間が経ち、空気も籠もってきましたね(描写)。
私は少し、新鮮な空気が吸えたらと思います(表現する)、みなさんもそう思う方もおられるのでは?少し寒いかもしれませんが(共感)。
と言うわけで、5分ほど換気をしませんか(提案)。」
と言うような進め方になるでしょうか。それらを全て自分で言う人もあるかもしれませんし。一部は誰かが発言していればそれを言ってもらった、と思いつつ乗っていくのもありかもしれません。
アサーティブな話し合いをするのに、DESC法もご参考になさってはいかがでしょう。
1041.ネックウォーマー
2023.12.20
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
最近はとみに寒くなって参りました。
先日、今シーズン初めてネックウォーマーを着用しました。
首元もあまり寒いと血圧も上がりますし、大事にしておきたいものです。私が使っているのは以前100円ショップで買ったものだった気がします。マフラーよりも、人かぶりするだけで済むのが気楽で簡単に着用しています。物をなくしやすいため、不着用の時はポケットに入れておけば紛失しないのも良いと思います。
寒くなって参りましたので、皆様もそれぞれ工夫してお風邪など召しませぬよう、お気を付けてお過ごし下さい。
1040.軽躁エピソード
2023.12.19
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
DSM-5-TRによりますと、軽躁エピソードとは次のようなものです。
A.気分が以上活持続的に高揚し、開放的または易怒的となる。加えて、異常に活持続的に亢進した活動または活力のある、普段と異なる期間が少なくとも4日間、ほぼ毎日、1日の大半において持続する。
B.気分の混乱と活力および活動が亢進した期間中、以下の症状の内3つ(またはそれ以上)(気分が易怒性のみの場合には4つ)が持続しており、普段の行動とは明らかに異なった変化を示しており、それらは優位の差を持つほどに示されている。
(1)自尊心の肥大、または誇大
(2)睡眠欲求の減少
(3)普段より多弁であるか、喋り続けようとする切迫感
(4)観念奔逸、または思考が疾駆しているといった主観的な体験
(5)注意転導性(すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないまたは関係のない外的刺激によって他に転じる)
(6)目標指向性の活動(社会的、職場または学校内、性的のいずれか)の増加、または精神運動興奮
(7)困った結果につながる可能性が高い活動に熱中すること
(例:制御のきかない買いあさり、性的無分別。またはばかげた地行への投資などに専念すること)
C~Fについてはどこかで調べられるでしょうから割愛します。
最初からこうなる人もおられますし、抗うつ薬内服中に躁に転ずる方もおられます。
双極性障害となると、抗うつ薬を中止し、気分安定薬や双極性障害に有効な別の系統の薬を使用する必要がありますので、思い当たる方はご相談頂ければと思います。
1039.メディカルトリビューンに掲載されました
2023.12.18
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先日の心療内科学会ではポスターセッションで発表をさせて頂きましたが、メディアの方もご覧になっていたようで、メディカルトリビューンに掲載されました。
全部読むには有料のようですが・・・。
少しでも皆様のお役に立てますと幸いです。
1038.アンガーマネジメントのこつ
2023.12.17
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
以前、アンガーマネジメントについて書いた所(#463稿)、そういうご相談も頂くことがあります。
前回は、一般的なアンガーマネジメントについてお書きしたのですが、私なりに工夫している助言についても開示してみたいと思います。
1.他者の考え・行動はその人の自由である
親子兄弟を含めて、自己以外の存在を他者と認識するならば、他者の考えや振る舞いはその人の自由である、ということをまず認めること、これはアンガーマネジメントに置いて重要です。人それぞれのあり方をまず認める立場であれば、こうするべきじゃないかという考えが自分からの押しつけになっていることに気がつくからです。
場合によりけりと言うこともあり、例えば、救命救急行為を邪魔する人がいればそれは何らかの手段で控えてもらうなり立ち去ってもらう必要があるでしょうが、そこまで緊急でなければ、他者に協力を強要出来ません。そして、その他者が、あまり適切出ない行動を取ったり、望ましくない結果につながると予測されたとしても、それはその人が引き受けて行くべきものです。自由に振る舞うには責任が伴いますから、それはその方の自己責任と考えるのです。
2.自分の支配性を省みる
怒りの気持ちとは、その場が思い通りに運ばないことへの怒りでしょう。
つまり、怒る人は、その場の成り行きを思い通りにしたいと思っているからです。それは、自らの支配欲なのだと反省することが必要でしょう。
そもそも、相手には当方の言うことを聞く自由もあるけれども聞かない自由があるわけです。
そこに腹が立つのは、言うことを聞かない自由が相手にあることを認めてない、その場を支配したい支配欲に他なりません。
3.逆走老人の法則を思い出す
自分が正しいと思い込んでいる時ほど、相手に変わって欲しいと思い込んでしまいます。
しかし、それは衝突を生みます。
逆走老人の法則で書きましたが、高速道路を逆走してくる見知らぬ老人と心中したい人が居るでしょうか?
居ませんよね。
自分が正しい時ほど、危険から身をかわし、一旦安全を確保してから社会的な方法で改善を求めることが重要です。
自分が正しいと思い込んでいる時ほど、その場を譲るのが困難になりがちです。しかし、先に道を一旦譲って衝突を回避することで大けがを避けることが出来ます。もちろん、安全が確保出来たら110番で逆走車の通告をする方が良いでしょう。
4.月謝を払ってくれていない相手にアドバイスは控える
相手や組織に対して、もっと効した方が効率的、本来こうするのが筋、という言い分があることがあるでしょう。
しかし、教えて下さいと頼んできた相手以外に、助言を与えるのは、反発や恨みを買うことがあります。
助言は、求められてからする、高度な助言は対価を持って行う方が望ましいと思います。
言いたいことがある時に、自分の不満のはけ口や八つ当たりで吐いていませんか?
それはカウンセラーや友人に後で聞いてもらえば良いのであって、相手を攻撃するために助言めいたことを言うのはあまり良い結果を生みません。
何か言いたい時は一旦保留して、この人は自分に月謝を払ってくれているかチェックしてみましょう。十中八九払っていることなんてないはずですから、徒労に終わるばかりか逆効果だと分かるはずです。
5.場で起こっていることの良い側面を信じてそこに重心を載せる
第3者が場に割り込んできた時に、ムッとしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、見方を変えれば、熱くなっている時に水入りをしてくれたと考えることも出来ます。
物事には色んな側面があります。
良い側面を信じて、そこに重心を載せて信じてみましょう。
不思議なことに事態は良い方に転がり始めます。
以上、松原なりのアンガーマネジメントのコツを列記してみました。ご参考になれば幸いです。