992.セルフケアの重要性
2023.10.31
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
私はボディートークという身体技法の研鑽を積んでいます。声を出したり身体を揺すったり、変なもの体操みたいな技なのですが、心身相関だったり、表現として踊りやミュージカルがあるなど、医療ともセラピーとも芸術とも言えない、総合的な方法です。
その先生からは、ちゃんと毎日身体をほぐしなさいと口酸っぱく言われているのですが、セルフケアを怠って、ゲームしちゃったりお酒を飲んでしまったりと、あまりお利口さんではない生活も送っています。
先日、頑張りすぎて心身を壊した方から、最近はストレッチなどセルフケアをしている、と伺うことが出来ました。
自らの身体に関心を寄せられない人が、自らのメンテナンスに心を向けられるようになったことは大きな進歩と言えるでしょう。自分をいたわる、ということに視線が向いただけでも、賞賛に値すると思います。
そういう風に、自分を大切に出来るようになったら、もう方向性としてはしめたもの。治って行くに違いありません。
みなさまも、セルフケア、なさっていますか?
991.積小為大
2023.10.30
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
二宮金次郎を尊敬している、とある尊敬している人から伺いました。
二宮金次郎は、小枝を集めて、小さなことを蓄積して、質に入れた田畑を買い戻したりしました。詳しい人によると、薪を背負っている像は本当のものを表していないんだそうです。小枝を集めて、蓄財して田畑を買い戻し、その才覚で所々の財政を立て直し士分を得た、ということで小枝を背負っているのが本当のものだとか。
調べてみると、色々な業績がある人のようですが、逸話とされる伝承の中には不確かなものもあるようですが、とにかく実直で、財政の立て直しのプロだったということは本当らしいです。
セラピーも、音楽も小さなことからコツコツと積み上げて、質を高めていきたいと思います。
990.内分泌系採血の重要性
2023.10.29
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
徳洲会病院の心療内科部長を長くお務めだった松林直先生は、内分泌学の権威でもあり、内科医としても非常に高度な知識と豊富なご経験を持ちながら、とてもソフトな人格者の方です。
心身医学会では、「うつ病」とされている人達の中に副腎皮質機能低下症や甲状腺機能低下症が混じり込んでいる、という指摘があります。当院でもそのことに留意して最近は初診の方に内分泌学的採血をお願いしています。
するとどうでしょう、甲状腺機能の異常などで5件以上、副腎系の以上で3件以上は専門医紹介となり、バセドウ病や橋本病の診断が付いて治療に至りました。
気のせい、気合いが足りない、怠け病、などと家族に言われて受診される方もおられますが、内分泌学的採血は意外に大事で、内科の病気を見つけてしまうことがあります。改めて採血検査の重要性に気づかされました。
今後も、漏れのないように内科的疾患にも留意して検査を進めて参ります。ご理解を頂ければと思います。
989.遅刻はかけ算制
2023.10.28
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
どこかの本で読んだことがあるのですが、遅刻がなぜいけないかに関してです。
遅れた分数が1-2分だったら良いという話ではなく、もし会議などの開始が遅れたのであれば、ロスした人の人数を掛けるべきと言うことです。100人の人を1分待たせたのであれば、100分の遅刻と同義だと取るようです。
更に言えば、それに時給を換算するのもありかもしれません。
仮に、時給が1200円であれば1分当たり200円ずつチャージされていくわけです。
100人の時給1200円の人を1分待たせれば、200×100で20000円を空転させたことになるでしょう。
ですので、お互いのロスをなくして尊重するためにも、出来る限り待ち合わせは事前集合したいものです。
988.相手の時間を頂くこと
2023.10.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
まだまだ日本では女性の社会進出は遅れています。
女性の首相もいませんし、議員の数も諸外国に比べるとかなり男性優位になっています。
優秀な女性の活躍を阻んでいる可能性があるのに扶養という制度があるように思います。
女性は扶養範囲でパートで良い、という考え方から来ているのではないかと思われます。男性が扶養されても良いのですが、単純に比率としては圧倒的に女性が扶養内に入るでしょう。
扶養になると、女性の方が仕事の時間や給与が減りますから、子育てや家事などを女性側にお願いしていくことになるでしょう。
そういう時に、男性がうっかり言ってしまうまずい台詞として、「俺は外で遅くまで働いている」っていうのがあります。
しかし、保育園の送り迎えとか、子供にご飯を食べさせることなどは、働いている人が偉くて、お迎えに行く人が暇ということではなくて、男女均等に行うべきものです。対価が他者から与えられてないだけで、それらも立派な労働と言えます。
どうしても不均等になるカップルなどは夫から妻に家庭内労働賃を渡している所もあると聞きます。
労働力や時間を割いてもらっていることへの感謝を持ち、それを伝えること、相手を必要としていることを伝え続けるとは非常に重要なコミュニケーションだと思います。
ありがとうをいうのもただ、頭を下げるのもただなのです。
せめて感謝の気持ちくらいは言い合えるようにしたいものです。
987.未来を見る力
2023.10.26
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
トランス療法では、患者さんが連想をして行く内に自分の未来について語り始めることがあります。
そうなったらしめたもので、それに対してあまり詳細な論評は行わずに流れにお任せしていきます。
そういう流れになって行けば、処方とご予約を決めて診察を終えてしまいます。
これが案外効果的な印象です。
まだ私自身では実験段階のような所もあるのですが、現場の実感としてはかなり手応えを感じています。また良いご報告が出来るかもしれません。
986.トランス療法
2023.10.25
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先週末は東京にて、トランス療法の研修を受けて参りました。
中島央先生は、有明で開業されていますが、研究も臨床も出来る非常に優れた医師で、ミルトン・エリクソンに関する治験は第一人者であろうと言われています。
著書に「やさしいトランス療法」などがあります。
私も催眠療法の看板を出しているので困り果てているご家族などに催眠療法などないのですかと聞かれるのですが、トランス療法は一見会話にしか見えない中でしっかり変化を起こせますし、先週末のトレーニングで私自身も成長した実感があります。
「催眠療法など・・・」と言ってきた方も、話している内に当事者さんが落ち着いてきてしまったのを見て安心されました。一見、医師が普通の会話しかしていないようにしか見えなくても、当事者さんがしっかり未来を見たり、変化していけます。
使い勝手が良いので、頻繁に用いています。
985.5枚刃
2023.10.24
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
髭剃りって電動派とカミソリ派とあるようですが、私はカミソリ派です。義父と息子は電動ですが。
電動で済むならそれも良いかもしれませんが、髭が斜めに生えているので、カミソリの方がスムーズです。
4枚刃を長く使っていたのですが、最近は薬局などにも4枚刃はほとんどなく、5枚刃か簡素なものが多いようです。
思い切って5枚刃に変えてみたのですが、4枚刃とはまた違ってとても皮膚に優しく、スムーズに剃れました。そりゃ4枚刃を企業がなくしていくはずだと納得しました。1枚の差でそんなに違うものなのですねぇ。
世の中の時流の変化にはそれなりに理由があるのだと納得した所です。
984.心身医学会の代議員
2023.10.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
心身医学会では役員の選挙が行われ、私も引き続き代議員に当選させて頂いた由、通知がありました。
久保千春先生、須藤信行先生のご指導の下、心身医学の研鑽を積んで参りました。微力ではあるのですが、催眠療法等、心身医学の重要な部分については専門性を発揮出来るかとは思うので、末席を汚させて頂くことになりました。
浅学非才の身ではありますが、精進して学会の発展に貢献出来ればと思います。
983.JAL DOCTOR
2023.10.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
大分前に登録していたのですが、最近になって、JAL DOCTORの登録証が来ました。
飛行機に乗る際に、医師であることを予め報せておくことにより、急な不調の方に対応出来るようなものです。
とはいえ、やれることは限られているとは思うのですが。
日本では善きサマリア人の法が適用されていないという意味ではちょっとそのまま親切に救命的な行為に参加出来るかと言えば、正直ためらわれる所であり、国会議員の先生にはぜひ法改正をお願いしたい所ですが、詳しい人は、民法に、事務管理・緊急事務管理の項目があり、支援の不調は免責されるとも主張しています。
私は法律論は専門外なので深入りは避けますが、慎重になりすぎて善意を提供出来ないのも忸怩たる思いをすることになるでしょう。
医師として活躍出来る期間は限られていますし、せっかく徳洲会でACLSを学んできたわけですから、思い切って登録してみることにしました。
とはいえ今週末の飛行機は青い方なのですが・・・。
機会がないのが一番ですが、いざという時は微力をお役に立てればと思います。