1113.ニンニク
2024.02.29
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
外来診療という客商売をする身でありながら、ではあるのですが、我が家では割とニンニクを食べているような気がします。しかし、アリインという強い成分がアリシンに変化するとか、アリチアミンになるとビタミンB1の吸収率が上がるとは言われるものの、明確な栄養学的な優位性はあまりはっきりしていないようです。
Wikiによれば、アリシンには強力な抗酸化作用があり、大腸癌、直腸癌の予防の観点からはリスク低下がほぼ確実とされているようです。我が家も父が大腸癌で亡くなっていますから、遺伝的なリスクがあるものを低下できるのはいいのかもしれません。
2月29日を「ニンニクの日」とするイベントも鹿児島県などでは行われるようですし、今年はちょうどうるう年ですね。
エビデンスを調べれば何か役に立つことが書けるかと思ったのですが、それほど決定的なものはありませんでした。しかし、何となく食べている方が調子が良いような個人の実感はあるので、適宜健康管理には気を付けていきたいと思います。
1112.福間でも名人
2024.02.28
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
最近結婚された福間香奈さんが女流名人を奪還され、結婚後の初タイトルを祝われています。旧姓は里見で、出雲の稲妻という異名を取る、歴代最強であろう女流棋士です。福間というのは夫の姓に合わせたようですが、前職が福間病院という所もあり、福間というと、どちらかというと土地や駅の名前の印象が強かったのですが、女流棋士の名前として私になじむにはもう少し時間が掛かりそうです。
良く努力をされて女流名人を奪還されたことは心からお祝いしたいと思います。
柔道の谷亮子選手の、田村でも金、谷でも金、にあやかってか、福間でも女流名人というキャッチコピーで頑張ったようです。
一流の人はプライベートな環境の変化もプラスの力に変えていく力があるのでしょう。
福間香奈さんの今後の活躍を応援したいと思います。
1111.ぞろ目
2024.02.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
初の4桁ぞろ目に到達しました。だからと言ってどうと言うこともないわけですが・・・。
1111は1が4つですが、素数ではなく、11×101と素因数分解が可能です。101は素数なのでこれ以上割り切れないようです。2つの素数からなる合成数は半素数とも言います。
また上から読んでも下から読んでも同じため回文数と言いますが、その2乗の1234321も回文数になるという特徴があります。回文数なんて無限にある訳ですが、111番目の回文数というのも奇遇な感じで面白いです。
各位の平方の和が平方数になる、1+1+1+1=4で確かにそうですね。
6を5つで表せると言うのがちょっとした衝撃で、
1111=6^0-6^1+6^2-6^3+6^4なんだそうです。
1ばかりで出来ているのに6で表せるなんて不思議なものです。
他にはスミス数などでもあるようですが、よくもまあこんなに色んなことを考えるものだと感心しています。
1110.白馬の王子は青い?
2024.02.26
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
イタリア語でも色の表現は色々あり、赤字がin rosso(赤に)という辺りは同じなのですが、推理小説は、黄色い小節(romanzo giallo)と言います。これは推理小説の表紙が黄色かったことに起因するようです。無一文というのは緑色で表すようです。これはろうそくがなくなりかけると緑の線が出て来ると言うことからくるようで、なんだか使い終わりのティッシュみたいな工夫が、ろうそく時代のイタリアでもあったようですね。お国は違えども、似たような発想なことに驚きます。同じ発想なのかフリーダイヤルはnumero verdeと言い、無料なのは緑なようです。
そして、理想の夫はprinciple azzurroというらしく、ヒロインを救う王子から転じて理想の夫だそうです。
そういえば美女と野獣の野獣は基本青いコスチュームだったような気がします。これは真の愛を得たら理想の夫と化すという諷意が入っているのかもしれませんね。
色による文化的表現を掘り下げていくと何気なく見ている物語やドラマの配色などが実は意味があったりするのかもしれません。
皆様も劇や映画をご覧になる際、少し色にも心寄せて頂いてはいかがでしょう。
1109.ニュースにおける時間配分
2024.02.25
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
ニュースといえば大体、事件や事故について報道することが多いため、明るいニュースはわずかしかありません。
TVは視聴率という数値もあるためか、どこか、大衆迎合せざるを得ないところもあります。NHKなどは、能登の震災の様子だとか、ウクライナ情勢、ガザ地区など真面目に放映しているかと思いきや時間を割いているのは大谷翔平選手の練習の様子だったりします。人気選手とはいえ、柵越えが何本だったかとかは株価や平和に何の関係もないのですが、見る側もやっぱりスター選手の動向など明るいニュースを求めているということもあるのでしょう。民法に至っては7時過ぎからホークスの捕手のポジション争いを真面目に報道していたりして、それが大事なんだ、と少し驚かされます。7時過ぎだとNHKが重要ニュースから放映して行きますから、そういうのはすでにもう見たとか、もっと楽しい話題がいいという視聴者はホークス情報の方がいいのかもしれませんね
内容よりも時間配分をどう考えて放映しているのか、という視点で見ていると各放送局が何を重要視しているのかうっすら見えてくる気がします。
1108.雨水
2024.02.24
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先日の19日は雨水だったようです。
春分(立春)秋分(立秋)夏至冬至くらいはわかるのですが、24節はちゃんと覚えておりませんで、意識したのは初めてです。
しかし、本来雪が降ってよさそうなこのシーズン、雨ばかりというのも鬱陶しいやら異常気象が心配になるやらという感じがします。
雨水とはもともと、雪が雨に変わる頃を指していて、日付というより期間でもあるようです。古来夏王朝では、雨水を一年のはじめとし、その朔日を正月としていたようです。しかし、気候の変動によって、雪が雨に変わるというよりも今は「本来雪が降るべきであろう季節に温暖化で雨が降っている」という風な印象すらあります。
鬱陶しい気候が続いていますが、どうぞみなさま体調の管理にはお気を付けください。
1107.不安階層表
2024.02.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
乗り物に乗るのが苦手、というパニック系のご相談は、しばしばお引き受けしているご相談です。
筋弛緩法によるリラクゼーション、自律訓練法によるセルフコントロール、抗不安薬の頓服、不安系の漢方薬、不安に強い抗うつ薬SSRIによる治療、など色々対処はある訳ですが、一気に解決しようとしても難しい時もあります。
そういう場合は不安階層表を作成し、どの程度の課題なら克服出来そうなのか、ということを調べて行き、取り組めるサイズの課題にリサイズしてから取り組んでいくとだんだん平気になってくることがあります。
そういう場合は、当院に於きましては、臨床心理士・公認心理師などの心理スタッフがお話を伺わせて頂くことが可能です。心理スタッフに傾聴してもらいながら一つずつ課題をこなしていきたいとお感じの方は一度ご相談下さい。
1106.アルブミン
2024.02.22
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
アルブミン(Alb)は100以上あるタンパク質の内、血液中のタンパク質の60%を占めると言われているタンパク質の一種です。585のアミノ酸残基からなり、分子量は66.5kDa(キロダルトン)もある、大変大きな分子と言えます。人間の肝臓では体重1kg当たり、100~200mg合成され、70kgの成人で15gほど合成されます。その量は肝臓が日々産生するタンパク質の25%、分泌される量の50%に相当しています。
人間の正常値は3.9g/dL以上とされています。
呼吸器科で修行していたことがあるのですが、Alb<3.2g/dLの方が重症肺炎になると、歩いて帰れないか1年以内に死ぬ確率が高いということが言われていたことがありました。
アルブミン点滴というのもあるにはあるのですが、非常に高価な上に、効果は限定的であり、実用性は「ないよりまし」程度を出ません。それだけ、自分の口から食べ物を摂取して、腸で吸収し、肝臓に回す、ということが、生きていく上でもとても大切になると言うことです。中心静脈栄養と言って、肩や首から太い点滴を刺すこともありますが、いかに栄養バランスを考慮して点滴をした所で自分でタンパク合成するためには食べる行為が必要なわけです。
絶食していた知人が食べられそうだと噂に聞き、アルブミンやタンパク合成が進んで、回復していけば良いなぁと祈るような気持ちで過ごしています。
1105.恩送り
2024.02.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
知り合いから恩送りという言葉を頂きました。恩返しというのも大事なことですが、恩送りとは、恩師や先輩に返すだけではなく、後輩にも分け与えたり、クライエントに提供したりという形で、幸せを増やして頒布するという態度のようです。
幸せは分けた方が増えるとは良く言ったもので、このような態度で、学んだ知識、得られた経験などを恩送りとして、大切に分けたりつないでいくと、受け取った方も幸せになるという良い循環が生まれることでしょう。
師匠や先輩は大体年上から先に亡くなったりするものですから、恩を返そうと思っても返しきれない時があります。これは親孝行したい時に親はなし、というのに似ているかもしれません。それもこれも、次世代への恩送りという形でやっていけばいいのだなと、少し視野を広くさせていただきました
1104.礼服
2024.02.20
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
白いネクタイと黒いネクタイであればどっちが急に必要か、という話になれば、当然黒となります。
白は結婚式等吉事に用い、事前に打診があったり、招待状が来るために用意ができるからです。黒は喪服として使うものですから、お通夜やお葬式は待ってくれません。ちょっと礼服が必要になるかもな、と思って久々に出してきてみたら、使えないことはないが…という状態でした。
あまり使わないにしても急に必要になることもあるため、こういうものは時々メンテナンスしておく必要があります。
初めて講演に呼ばれて作ったスリーピースは虫に喰われてしまったようで、管理がよくないと猛反省しました。
皆さんもたまのお休みにはめったに使わないが使うときに大事なものなど、チェックして頂いてはいかがでしょう。