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143.心療内科医は身体の診察もします

2021.06.30

143.心療内科医は身体の診察もします

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 干上がるほどでもなくそれなりにご相談にいらして頂いております。

 心療内科医のたしなみとして、診察室には診察台を置いております。
 過敏性腸症候群(IBS)についても拝見すると申し上げておりますので、そちらのお問合せも時々頂戴しております。

 女性の方でスカートで来て頂く方もいますが、おなかを拝見する時に、女性看護師の介助のもとで、腹部聴診、触診もしております。必要に応じて、背中の圧痛点などの診察をすることもあります。

 心療内科を単なるメンタルクリニックと同じように捉えて御来談頂く方も少なくないようですが、心療内科医は、必要に応じて体も診察させて頂きます。そこで当院からのお願いです。おなかの相談の方などは診察しやすい服装でいらして頂くことが望ましいです。

 なんで心療内科で体を触るの?って、心療内科は、心理療法の出来る内科、って書くではありませんか。

 心療内科のトレーニングを受けたことのない精神科の先生が、患者さんが受診しやすいように“心療内科”も標榜されていることもありますが、それはあくまでも受診の敷居を高くしないための気遣いと思われます。心療内科医は身体診察をさせて頂きますのでご理解いただきますようお願いいたします。

 もちろん、精神保健指定医も有しておりますので、幻聴や希死念慮等の精神科的なご相談も責任もってお受け致します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

142.ランタナ

2021.06.29

142.ランタナ

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 今日は歩いていて、ランタナを見かけました。
 前職では結構あちこちで見かけたのですが、多分同じ株の子どもらしく色のバリエーションはありませんでした。前職にて見かけたのは白とピンクですが、世の中にはオレンジや黄色のランタナもあります。
 冬以外だいたい咲いているのですが、寒さに弱いようで、雪深い地方では根付かないようです。

 日本などの温帯ではそれほどではない物の、熱帯では最悪な侵略外来種100に選定されているとかで、植えてはいけない植物の一つのようです。かわいらしい花だと思っていましたが、そういうプロフィールを知るとちょっと慎重になりますね。
 既に定着しているものについて通りすがりに愛でるくらいがちょうど良いのかなと思いました。

141.病、市に出せ

2021.06.28

141.病、市に出せ

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 ブリーフサイコセラピー学会のオンライン大会に参加しています。
 岡檀(まゆみ)先生の基調講演、「未来を生き抜く力、見つけたい:日本で”最も”自殺の少ない町の調査から」を拝聴しました。

 録画や録音は許されていないので、記憶に抜けがあるかもしれませんが大変興味深い調査でした。

 自殺の少ない町、徳島県海部町と、似たような規模だけど自殺の多いA町を比較した調査研究です。

 すると、海部町には日本では割と珍しい風土があることが分かってきました。

・同調圧力を嫌う
・色んな人がいた方が良いという価値観(居ても良い、ではなく居た方が良い)。
・関心は持つけどジャッジはしない
・路地があって適度なコミュニティがある
・病、市に出せ(不具合は早めにオープンにした方が損害が少ない)
・一度はこらえたる(失敗を許す文化)

 かつて材木業などが盛んになって色んな地域から人が入ってきたことがある風土ゆえ、多彩な人材を認める文化がある(この辺は博多港のある福岡も割とよそ者に優しいのですが、地域で住むとなると、同調圧力の嵐がすごい(体育で立つ時や『やー』と言って立たなければならない等)ので、常駐して住む場合も多様性を徹底的に認めているのがデフォルトな所が福岡市よりも遥かにに先を行っています)。

 自殺の多い方の町は、恥は孫の代までとレッテル貼りがきつく、失敗を許さないため、引っ越して出ていく余力のある人は良いのですが、それがなければ確かに死にたくなるのかもと思います。

 海部町では新人町議さんが、「選ばれたからには平等だからどんどん意見を言うように」と先輩から言われるそうで、一年生のくせに生意気なとか、控えろ、と言うことはないそうです。岡先生はそれに着目して他の自治体でもこの質問を繰り返したそうですが、彼女の質問した範囲において海部町と同じ風土だった議会はなかったそうです。

 自殺対策のポスターを貼るより、路地のある構造、関心は持つけど監視しない距離感の良いコミュニティ、失敗や多様性に寛容な文化を醸成出来れば、自殺対策なんて要らないかも、という話でした。セラピーをしていると自殺などは阻止する必要がありますがそもそも、自殺したいと思わせないのが一次予防なんだろうなとも思いました。なかなか興味深い研究でした。

 私も普段の臨床で、情報は提供するけどジャッジは下さない等気をつけてはいるつもりです。

 勉強してきたことをまた、地域に還元出来るよう頑張りたいと思います。

140.反省しても後悔しない

2021.06.27

 

140.反省しても後悔しない

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 お若い方ですと、半ば当たり前かもしれませんが、ご自分の知識や経験・技術に自信がない、というご相談を沢山頂きます。経験が少ない内はやむを得ない話でもあります。

 うつなどの治療で重要になるのは、反省と後悔を一緒にやってしまう場合です。

 反省点を反省するのは重要なことです。
 しかし、その目的を忘れがちです。

 反省するのは、次回や未来に活かすため、です。
 後悔して自分を追い込む、落ち込ませるためではありません。

 どんな素晴らしい結果でも、どんなに悔やまれる結果でも、済んでしまったものは仕方がありません。

 長々と悔やむのは鬱っぽくなる上、元気も削がれ、良いことありません。
 反省点は論理的に反省し、解決策と一緒に考えます。でも、気持ちの面では、「切り替え、切り替え」と自分に声を掛け、落ち込みを続けずに、切り替えていきます。

 反省しても、後悔しない。そして、次の仕事に集中する。どのトッププロもそうやっています。

 みなさまも取り入れて頂いては、いかがでしょうか。

139.福岡大学連携医療機関登録証を頂きました

2021.06.26

139.福岡大学連携医療機関登録証を頂きました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 さて、昨日は、福岡大学病院からわざわざ連携室の方がいらして下さいました。
 福岡大学連携医療機関登録証を頂戴致しました。地下鉄七隈線を真っ直ぐ乗っていくと到着する福大病院の連携医療機関にご登録頂いたことは大変ありがたいことです。
 今後も、入院が必要そうな方、基礎疾患や合併症をお持ちの方などは、積極的に連携して参る所存です。

 筆まめなので、診断書や紹介状は、依頼されれば割と早いスピードで書かせて頂いております。

 地域に根ざして、基本的な心療内科や催眠療法など、レアな専門性を発揮する一方、福大や済生会など基幹医療機関との連携を深め、クリニックであっても診療の質を高精度に保っていくように努めて参りたいと思います。

 当院では、今後も、安心してお掛かり頂ける医療機関を目指して、努力して参ります。

138.夫婦円満のためのささやかなアイディア

2021.06.25

138.夫婦円満のためのささやかなアイディア

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、元気に営業しております。

 毎日色んなご相談を頂戴しております。

 夫は、自分の仕事しかしないで事務や計算は私任せだ。
 何を言っても聞いてない。
 聞いたと思えば言い返して来る上に正論で論破されてしまう。
 食事中にスマホを見るのを止めてと言っても聞いてくれない。

 そんなことしていたら奥さんが気を病むのはむしろ当たり前ではないかと思われます。

 そこで、上手く、尻に敷かれるために、ささやかなアイディアをいくつか提案させて頂きたいと思いました。

 1.夫の返事は「はい」か「Yes」。
 2.1日3度は配偶者にありがとうという。
 3.妻の話は、理屈で押さえ込むことは控え傾聴する。
 (時々質問を挟みながら真摯に聞く)。
 4.妻が正しいことを言っている時は即時に聞く
 (食事の行儀が悪いなどは直す)
 5.好きな気持ちは態度と言葉でちゃんと伝える。

 これらが出来れば妻のストレスは半減する・・・んじゃないかなぁと思います。

137.刑務所のような職場

2021.06.24

137.刑務所のような職場

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
 素敵なスタッフに囲まれて、元気に営業しております。

 先日は、ちょっと遠い所から、どうしても診て欲しいとの仰せで受診して下さった方がありました。
 聞けば、刑務所のような職場だそうで・・・。
 心理検査でもかなりオレンジ色な(レッドゾーン寄りの)イエローでした。

 即日、休んではどうかと診断書を差し上げました。
 当院では、心理査定を数値的に客観視出来るよう努めております。複雑な心理療法もこなすので、数値を絶対視するわけではないのですが、どうしても、企業相手に休業云々と言いますと、数値を示して差し上げるのが一番双方納得の行く展開になることも多いと思っています。
 もちろん、支持的精神療法・薬物療法、必要な支援はフル装備にして提供させて頂きました。

 薬物が絶対でもありませんし、精神療法のみが最高とも思いませんが、お越しになる方のニーズに合わせて、自分が提供出来る最大のものをご提案させて頂きたい、と言うのがプロとしての私の願いです。少しでも御来談の方に笑顔が増えますように。

136.夏至

2021.06.23

136.夏至

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 昨日は夏至だったようです。
 日中が14時間と長いですね。お日様の角度も高いので、梅雨の合間の晴れ間の日差しが強いようです。紫外線対策もお気を付け下さい。

 日中の時間が長くなったからと言ってあまり生活は変化しませんが、やっぱり明るい方が、ものを覚えたり活動しやすい気がしています。
 みなさんは昼間の長いこの時期、どのようにお過ごしですか。

135.ガラスのドクトル

2021.06.22

135.ガラスのドクトル

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日、高倉先生に頂いたガラスのドクトルですが、スタッフが大事にしまっておきそうだったので診察室に居てもらうことにしました。チェコの作品だそうです。
 優しい気持ちを忘れないように、ガラスのドクトルにも助けてもらいましょう。

134.紫君子蘭(アガパンサス)

2021.06.21

134.紫君子蘭(アガパンサス)

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 昨日はお休みの一時、散歩していたら、紫の綺麗なお花を見つけました。
 紫君子蘭(アガパンサス)というそうです。
 漢字で書くと蘭が入っていますが、ヒガンバナ科(古くはユリ科)で、アフリカ原産。日本には明治の頃に入ってきたようです。花言葉は、ラブレターとか知的な装い、だそうです。

 開業して色々、初めてのことが多く忙殺されがちですが、ちゃんと路傍の花に目が行くようで、自分の内面も荒れてはいなさそうだと安心しました。またリフレッシュしてみなさまをお迎え出来るように努めて参ります。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分