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510.自分の感情を認める

2022.06.28

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 認めてしまうと、よりいっそう自分が惨めに感じたり、保てなくなる時、その感情を押し殺してしまうことがあります。こういうことを否認と言います。
 私の場合、さびしんぼうでしたから、大切な人が自分の前から去る時に、それはさびしいのだ、と言うことを素直に認められたのは、九州に来て、師や仲間に恵まれて、もう寂しがらなくても良いのではないか、と思った時でした。さびしい気持ちを認めるために寂しくない充足した状態である必要がある、という何とも矛盾した状態だったわけです。
 逆に、そういう気持ちを受け入れ、認めるにはエネルギーも勇気も要ります。自分の中の感情を認めることが出来るのは一つの強さとも言えましょう。

 エネルギーも勇気も必要な自分の感情を認めることですが、良いことがあります。それは認めたからこそ次のステップに進めると言うことです。一旦素直に認めることによって、だからどうしていけば良いのか、と言うことを考えることが出来るでしょう。

 少し乗り越えるのに大きな壁になるかもしれませんが、乗り越えられると大きな視野が広がります。
 そういう時に少しプロフェッショナルの援助が必要でしたら、どうぞご相談下さい。

509.きまり

2022.06.27

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 人を支えていく、というのはそれなりに技術も労力も必要な仕事です。
 切迫した希死念慮など緊急時には、他のことを止めてでもお助けすることがあります。
 しかし、いつも緊急事態で通常業務の優先順位を入れ替えざるを得なくなると、日常診療に支障を来すことになります。
 一定のきまりを設け、お客様にも合理的なルールをお守り頂くことは、全体の安定を生み、ひいては当事者ご本人のためにもなります。

 そういう意味では時間外の診療は行いませんし、遅刻された場合は予約の方を優先させて頂いています。また、お電話によるご相談は基本的には受けておらず、副作用等のお急ぎの相談にのみ応じています。気持ちが不安定になった、愚痴を聞いて欲しい、等も大事かもしれませんが、電話が塞がりますと他の方のご予約の対応等が困難になるため、お電話についても極力5分以内とお願いしております。
 すべての患者さんを公平に大切にしていくためのきまりごとになりますので、どうぞご理解頂けますと幸いです。
 お話を長目に聞いて欲しい等は、枠があれば公認心理師や相談員もスタンバイしていますので、それについてもご相談頂ければと思います。
 

508.抱き枕のススメ

2022.06.26

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 自閉症の治療の所で、起きているときでも(例えば読み聞かせや電話)、抱き枕を抱いていると落ち着くと言うようなデータをお示し頂きました。十把一絡げに何でも抱き枕で解決するわけではないと思いますが、触覚などで安心感を得られるのは貴重なことなのかなと思いました。 
 もちろん、睡眠時にご使用頂いても良いと思います。

 寂しさとか、落ちつかなさをお感じの時、抱き枕をお試し頂いてはいかがでしょう。

507.精神神経科学会に参加してきました。

2022.06.25

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 先週、福岡市で行われていた精神神経科学会に参加してきました。
 自閉症、発達障害のシンポジウム、睡眠薬の適正使用、精神科医と産業医の連携、指導医講習会と、真面目に聞いてきました。

 最新のデータや論文に触れられるのは貴重な機会です。

 また、アップデートした知識を活かして、皆様の臨床と向き合って参りたいと思います。

506.ヴェンチレーション

2022.06.24

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 本当は、自分の実績や内容をよく見て欲しい。もっと対等に公平に扱って欲しい。などと思っていても、相手が高圧的だったり、多忙だったり、目上の人だったり、聞く耳を持たなかったりすると、なかなか伝わらず、自分の中に鬱屈した感情をため込むことがあります。
 スポーツや歌などで上手く発散できれば良いのでしょうが、それが機能しない時は鬱憤をためてしまうことがあります。
 あまり鬱憤をため込みますと心身をむしばみ、喘息やら胃潰瘍やら、過敏性腸症候群やら、本格的な心療内科の症状につながりかねません。

 そういう時に必要なものがヴェンチレーションです。日本語で言うと風通し、でしょうか。

 カタストロフィーの稿でも書きましたが、家族や大切な人との関係はあまり破壊的にしない方が望ましいです。ため込んで大爆発というのが最も避けたい表現です。小出しにすることも大切ですし、理性的に訂正してほしいことは話し合うなども重要です。こうやって鬱憤をためずに、表出したり、提案したりして良ければ、上手くヴェンチレーション出来たと言えましょう。

 何か、鬱憤や不満がたまっているとお感じの時、ヴェンチレーションをお考え頂いてはいかがでしょう。具体的な方法が知りたいときは、診察の時にご相談頂ければと思います。

505.過剰な完璧主義を止めよう

2022.06.23

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 完璧主義が、素晴らしい結果につながる内は良いでしょうが、自己批判だったり、自己卑下だったり、自分を貶める方向に働き出すのは、正直推奨できません。それらの反省は、前向きな気持ちや努力と一緒であれば良いのですが、鬱の原因になるようであれば、立ち止まって再考して頂きたい所です。

 完璧に出来ない自分をダメだとか、自分に厳しく当たりすぎて鬱になるような完璧主義を、過剰な完璧主義と呼ぶことにします。

 適応障害や鬱でお悩みの方に、ぜひ、お勧めさせて頂きたいのは過剰な完璧主義を止めよう、と言うことです。

 じゃあ、具体的に、どう止めるのかということですが。100ある段階に対して、1,2しか進めなかった、と落ち込むより、千里の道も一歩から、まずは、1,2進んだ、という風に自らをコンプリメントすることが大切ではないでしょうか。
 3,4の段階については、1,2が出来てからしっかりやれば良い訳ですから、ある程度進んだら、まずはそれを良し、とする癖を付けていくことになります。

 過剰な完璧主義に陥る人は親や指導者から恒常的に批判にさらされ、それが当たり前になっている人が多いようです。
 脳の学習は報酬系であることを考えると、必要なのは自己批判よりは自己肯定です。技術的な反省がある場合は、一旦そこまで頑張ったことを褒めてから、技術的な反省を行い、解決や成長を添えて前に進みます。

 このようにして、過剰な完璧主義を止め、一歩ずつ前に進むように出来ると、前向きな気持ちが持てるようになるのではないかと思います。

504.しないといけない

2022.06.22

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 しないといけない、という言葉が口癖になっている方はおられませんか。
 鬱や適応障害のご相談を頂く場合、多くの方が「しないといけない」と口裏を合わせているかのように仰せになります。しないといけない、を口癖にしていると、いけない自分になってしまいます。これは暗示の効果であり、言葉が力を持つという意味において言霊かもしれません。

 やればいいわけだから、する必要がある、よし、やろう!で良いはずなのに、しないといけない、となぜ自分を二度も否定しないといけないのでしょうか?
 そんな必要はないはずです。

 やるべきだから、やりたいから、やろう。やった。

 それで十分です。

 よしやろう、よくやった、と捉えることは、しないといけないと考えるより随分前向きです。

 しないといけない、という言葉には、しないといけないのだが本音ではやりたくないのだが、しないといけないのでしぶしぶながらやる、などとグズグズした心性が内包されています。やるべきだったらサッとやる、それが大事です。

 しないといけない、は鬱の始まりとも言えます。

 しないといけないが口癖の方がおられたら、する必要がある、よし、やろう、と脳内言語から変えて頂いてはいかがでしょう。

503.1日3枠

2022.06.21

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 当院では1日3名までの新患枠を設けています。

 おかげさまで、その枠も毎日のように埋まっています。
 東は博多、西は糸島、南部は市外の大野城や春日、筑紫野からもお越し頂いています。

 驚くべきことにメンタルクリニックの新患は本当に予約が取れないようです。
 当院が、3名受け入れられることはいくつかの工夫があります。
 まず、看護師や心理スタッフが予診を取ることにより、効率的に病歴聴取を行っています。これによって医師が診察中にも予診聴取などで時間を効率的に配分できます。また、枠を死守しており、再来の方には新患枠の時間帯は避けて頂く等、ご協力頂いています。
 インターネット予約なんてものがありますが、それぞれが好きな所を予約してしまうと、実際問題、時間配分が上手く行かなくなることがあります。じっくりお話を聞くべき方には、カウンセリングまたは、最後の枠などをご案内し、丁寧に拝見するようにし、軽快傾向で、あっさり帰りたい人は朝一にいらして頂くなど配分を行っています。一見アナログなようでも病状をある程度把握したスタッフが効率よく拝見出来るお時間をご案内させて頂いています。その方が実際的には待ち時間を減らすことが出来ますし、しっかり聞いて欲しい人にはそのような対応も出来ます。

 毎日のように新患の方がいらっしゃり、どの方も10軒くらい断られたと言われることから、新患枠をしっかり設けて皆様に対応することには社会事業としての意義があると最近は確信しています。

 これからも頑張って務めて参りますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

502.自分のトリセツ

2022.06.20

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 昨日ご紹介した、福岡臨床心理オフィスから、「じぶんトリセツノート」という冊子を頂戴しました。
 外来に置いておきますので待ち時間などにご活用頂ければと思っています。気前の良いことに、同オフィス様にご紹介しなくても当院の患者さんに使ってもらって良いし、足りなくなったらまた下さるとのこと。器がでかいです。

 じぶんトリセツノートは、生活リズム、自分の長短、スマホ時間、身体の不調の出やすい部位、経験したことのあるスポーツ、メンテナンスの工夫、趣味や芸術活動、こころの不調サイン、対処法、得意分野、職場に求めたい合理的配慮、価値観、注意事項などきめ細かく記載することが出来ます。これを記入するだけで、色んな気づきが得られ、ちょっとしたカウンセリングになりそうです。当院でも活用していく予定です。

 みなさんも、これを機に、ご自身のトリセツ、見直して頂いてはいかがでしょう。

501.福岡臨床心理オフィス 調先生にお越し頂きました。

2022.06.19

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 研究室の先輩でもある臨床心理士、福岡臨床心理オフィスの調恵子先生にお越し頂きました。
 院内のご見学もして頂き、当院の診察室、検査室、相談室などをご高覧頂きました。

 福岡臨床心理オフィスは、東京カウンセリングセンターや官公庁とも連携しており、福岡県・市の職員や教員の方などは、5回まで無料でカウンセリングを受けることが出来ます(それらの母体から経費が支払われるシステムをお使いです)。

 当院でも大きな会社の人で、診療は当院、カウンセリングは同オフィスというケースもありました。
 必要があれば、当院では公認心理師に対する連携指示書をお書きすることも出来ます(別途有料)。

 このように地域の関連施設と連携を深め、皆様に安心してお掛かり頂けるクリニックになるよう努めております。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分