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930.スーパームーン

2023.08.31

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 8月も終わりですが、昨夜は綺麗なお月様でした。今日は雨も降る中、月が見られるでしょうか。今夜はスーパームーンと言って、年で最も大きな月が見られるんだそうです。
 若干楕円の周期の中、月と地球の距離が近いと言うことでしょうか。
 沖縄の方には双子の台風がいて、大潮と重なって大変とも言われています。

 明治の頃は、I love you.の翻訳に月が綺麗ですね、なんて言うのが当て嵌められていたなんて言いますが、月の美しさを共に愛でられる家族や友人がいれば、それはとてもありがたいことです。

 雨が上がったら今夜は、家族に声を掛けて月を愛でられたら良いなと思っています。

929.コンプリメント

2023.08.30

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 コンプリメントに出遭ったのは若手心療内科医として、解決志向セラピーなどを習い始めた時でした。
 凄腕のブリーフセラピストはクライエントを褒める、褒める、褒める。
 とても自然で上手く褒める技に、驚いたものです。

 すぐに真似したがるので、私もしばらくはコンプリメントを多用していた様に思います。

 しかし、竹下総理の頃に褒め殺し、というのが流行ったように思いますが、褒めるのもやり過ぎると嫌味とか攻撃に感じる場合もあり、褒め方、褒めるポイント、も大事だなと思いました。

 関西のセラピストの浜田先生などは、サイズが大事、と仰っていましたが、だからといって褒める言葉にわざわざケチ付けてちょっと良いですね、と言えば良いかというとそうでもないんじゃないかなと思います。

 でも、私自身は最近はコンプリメントをしなくなりました。
 というか、人に出会う態度として、これまで生きてこられたことへの生命へのリスペクトなどを持っていれば、特に持ち上げなくても、思いやったり寄り添うことが出来るんじゃないかと考えているからです。ですので、最近はわざわざコンプリメントはせずに、しみじみとその方への敬意を示すようにしています。

928.倉敷散歩

2023.08.29

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日は岡山での学会でしたので倉敷の美観地区をぶらついてきました。
 明治の頃には紡績が非常に盛ん名土地だったようで、倉敷の有名な会社であるクラボウは、レイヨンの会社を作ったり、今は繊維や新しい素材だけでなく、畜産等他分野にも進出をしているようです。

 徳川吉宗公の時代に建築された商家などが現存しており、美観地区では、車の進入も制限され、旧家の町並みが統一的に保存されていました。

 倉敷の辺り、備中は、幕府の天領だったということで、そういうことで岡山の辺りになると標準語になるのかなとか、宇喜多直家・秀家の土地だったがために、関ヶ原後は天領になったのではないかとか色々考える所が多かったです。

 明治に栄えた町並みという意味では、九州では門司港レトロがあり、江戸の町並みは佐賀や鹿児島などに保存されている所がありますが、倉敷では、江戸の町並みと明治の町並みがそれなりに保存されていて、ちょっとしたタイムスリップ感がありました。日本風が前面にあるからか、外国人の観光客もそれなりに多かったです。

927.リエゾン

2023.08.28

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 リエゾンというのはフランス語で、連携・連絡・つなぐ、という意味のようです。
 精神科・心療内科の領域では、精神・身体科のスタッフが予め密な連携を取り、対応するスタッフや家族の支援にも当たりながら精神症状の予防や早期発見に取り組むもの、という意味で使われています。

 製鉄病院で働いていた時は、唯一の心療内科医として、病棟のリエゾンにも力を入れて、身体科の病棟のラウンドをしていました。
 そこから、結構診断の難しい精神障害を発見したり、多重人格をマネジメントしたり、癌からのせん妄患者の対応をしたり、色んな経験をさせて頂きました。

 そういう経験も、普段の診療に行かせるように出来たらと思っています。

926.平時で出来ないことは有事でも出来ない

2023.08.27

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 セラピーのアップデートをするために、ブリーフサイコセラピー学会で勉強しています。医療におけるブリーフセラピーを学びますと、講師の加来先生より、「平時で出来ないことは有事でも出来ない」という教えを受けました。
 普段からスキルアップをしていないと、いざという時には使えないと言うことのようです。

 また、災害時には覚醒度を下げる、テンションを平常になるように保つことが重要なようです。

 出来る限り、普段から、解決志向で効率的なブリーフセラピーを心がけていければと思います。

925.休むことの重要性

2023.08.26

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 大リーグのスーパースター、大谷翔平選手が靱帯を損傷してしまったようです。
 チーム指折りに有能な選手とは言え、無理しすぎていたのではないでしょうか。

 以前、休むことも仕事、とご自分でも言っていながらの故障で、本人だけでなく、監督や球団の管理が適切だったのかは検討する必要がありそうです。

 外食しない、お酒も飲まない、女性と浮いた噂もない。ひたすらストイックに野球に向き合っている大谷選手でも故障しますから、やっぱり働きすぎは良くないようです。

 適宜休んだり、難しい時は周囲にSOSを出したりしながら、健康を保てるよう心がけましょう。職場に理解がないとか、診断書が必要な時は適宜お力添えいたしますので、ご相談頂ければと思います。

924.ウンベラータその後

2023.08.25

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 ウンベラータはよく伸びるので、剪定して、余剰の枝を挿し木にしています。葉が広がったものはそのまま成長して木になる可能性が高いため、窓口でもお裾分けをしています。

 去年、お持ち帰りになった患者さんから、、もう50cmくらいになっているとお写真を見せて頂きました。内からお嫁に出した子たちが、大きくなってお宅のリビングの癒やしになっているのはとても嬉しいことです。

 まだまだ10本以上、挿し木の在庫はありますので、ご興味のある方は受付にお申し付け下さい。

923.嫉妬

2023.08.24

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 嫉妬という感情は誰にもある普遍的な感情でありながら、自身で気づくことが結構困難だったり、多少気づいても認めることが難しかったり、向き合うことから逃げてしまいたくなることもあり、なかなか難しい感情なのではないかと思います。

 十七世名人である谷川浩司さんも、男の嫉妬の方が難しいと述べています。
 同世代に切磋琢磨する人物もおらず、高速の寄せで名人になったかと思いきや後に99冠を制する羽生善治九段(現・将棋連盟会長)のすさまじい快進撃と、自分が7冠目を奪われるという憂き目に遭うなど、一流棋士であっても嫉妬するほどの後輩がいるようです。

 愛する人の浮気相手だったり、自分より優れた才能を持つ人、自分より高い地位にある人、財産のある人、知名度のある人、など色んな人を対象に嫉妬の気持ちというものが発生しやすいでしょう。比較し、羨み、妬み、陰性な攻撃的感情を向けることになるのだと思います。

 まだ素直に、ああ、私はその人が羨ましいのだ、とか、その人に嫉妬しているのだ、と認められれば、まだ力の抜けようがあり、いつか追いつき、越えていけるものなのであれば努力を続けることになりますが、そうは言っても限度があるわけで、99冠なんて藤井聡太竜王名人以外は到底口にすることもはばかられるでしょうから、圧倒的に叶わない相手への嫉妬や羨望が生じた時も、非生産的にならないようにコントロールする必要があるでしょう。

 嫉妬から抜け出すには、比較を止め、そこへの執着を手放すのが一番ですが、自分の配偶者や婚約者など、本来自分が一位であるべきポジションの嫉妬は少々難しいかもしれません。浮気を許さないのであれば配偶者や婚約者ごと手放すことになるでしょうから、権利や財産の話が面倒になります。しかし、それ以外のケースであれば、執着からの囚われを手放し、今できていることを認め、一つ一つ努力し、自分が克服すべき課題に集中することになりましょう。

 その辺の整理が上手く行かないとお感じであれば、ご相談頂ければと思います。

922.コンポスト、その後

2023.08.23

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 以前書いたコンポストですが、まだ続けています。
 一時期、表層にも腐敗した物を掘り返してしまって小バエがたかって家族に嫌われたのですが、しっかり埋めるようにした所、小バエもさほどたからずやれています。
 それにしても、玉ねぎの皮にしても、卵の殻にしても、土に還っていくわけなので驚きです。我が家のゴミの量もかなり減りました。そのボリュームが増えるかと思いきやコンポストの体積は全く増えないわけですから、微生物がしっかりと分解しているのでしょう。夏なのでそれなりに代謝も早いみたいです。たまにピーマンやカボチャの種から芽が吹いて来るのがご愛敬といった所でしょうか。

 裏に畑のあるような田舎の家に住めれば、畑もやりたかったくらいなのですが、あいにくマンション暮らしで一生を終えそうです。それでもベランダなどを使いながら、土や微生物の偉大さを感じて生きています。

921.疲労と成果は比例するか?

2023.08.22

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 誰でも頑張った時は成果を得たいと望むものかと思います。

 出来れば、頑張ったら頑張っただけ、成果があった方が嬉しいですよね。
 頑張るとそれなりに疲労感も出ます。

 しかし、よく考えてみると、疲労と成果は必ずしも正比例せず、とても疲れているのに徒労に終わることもありますし、少しの努力で案外結果が出ることもあり、ランダムなこともあります。

 そういう時は、疲れてしまう場合は、無駄な力みがないかチェックをして、脱力出来るものは脱力しながら自然体で振る舞うように心がけること、また、疲れてしまう労働量であれば残業等、量そのものを見直すことも必要でしょう。
 その上で、些少な結果であっても向上していることがあるならば、ちょっとずつ自分の成長を認めていくように視点を切り替えることが重要なのではないかと思います。

 なかなかどうして良いか分からなくなった時はご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分