920.私は志が低かった
2023.08.21
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
日本球界の四番とも言われた元ヤンキースの松井秀喜さんが、大谷翔平選手の活躍を見て、私は志が低かったと言われたそうです。
メジャーで活躍した選手は、給与も年金もすごいので、人も羨む悠々自適の生活だと思われるのですが、ひと世代前では、イチロー氏と並んで日本を代表する選手であった松井秀喜氏がそう述べるのもまた驚きです。
大学に行ってみて、あるいは、社会に出てみて、もっと勉強しておけば良かった、と思うのは万人にありがちなことですが、なかなかその高みに自分がいるべき存在と認めること自体が難しいように思います。
さらには、巨人の四番、ヤンキースの四番を打ったなら、十分偉大なことで人に真似出来るポジションではありませんから、それだけでも人も羨む十分な高みと言えましょう。でも、松井氏ですらそうなのですから、自分の志を高く置いておくのは非常に難しいことなのでしょう。
逆に申せば、今の自分は後から見て志が低かったと思うくらいであれば、今この瞬間を頑張れるのでしょうか。
これも難しい所です。人や休みたい、ゆっくりしたい、遊びたい気持ちも一杯ありますし、能力以上に頑張ると疲れてしまう所もあります。逆に限界を設けずに努力を続けると、限界は突破できていくときもあります。その見究め、志を高めること、そして、楽しみながら自己管理していくことは誰にも通じる問題なのではないでしょうか。
セラピーにせよ、オカリナにせよ、語学にせよ、もっとやれるんじゃないかなぁと思う所もあるので、志のギアを一つくらいはあげてみても良いのかなと思いました。
919.人差し指
2023.08.20
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先日、不注意で、左手の人差し指を怪我してしまいました。
幸い、大事には至らなかったものの、それでも不便さを感じています。
頭を洗う時や髭を剃る時など、色々な所で使っているんだなぁと改めて実感しました。
みなさまも、怪我にはご注意下さい。
918.コロナ罹患にご注意を
2023.08.19
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最近は、発熱外来も頑張っている後輩医師がついにそこからコロナ罹患したそうで、喉の痛みや身体のしんどさが半端ないとのことでした。また、海外に出張していた友人も罹患したと言っていました、知り合いの臨床心理士もコロナ罹患があったようです。
幸いなことに私はまだ被弾していないのですが、昨夏も家族の内2名感染して、健康な側の自分が自主隔離で11日ホテルに退避するなんてこともありました。
最近は電車の中や大型ショッピングモールなどでも、マスク着用されない方も増えています。もちろん、しないで済むならそれで良いですし、国もそこまで推奨をしていない現状です。ただ、まだ院内での診察時には医師会としても当院としても着用をお願いしている状況です。
お忘れの方も時々見られるようになって来ましたが、受診の際は、マスク着用は引き続きお願いしている状況です。ご面倒をお掛けして申し訳ないのですが、ご理解・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
917.メディカルガーグル
2023.08.18
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割と高い頻度で口内炎になると言ったら、医療関係の友人が、システマ・メディカルガーグルを勧めてくれました。基本的に歯医者さんに売っている物らしく、当院近くのドラッグストアにはありませんでした。
仕方がないのでAmazonで取り寄せて使ってみた所、割と良い経過で改善しました。
もちろん、禁酒や睡眠、口内炎用の薬の塗布などもしたのでメディカルガーグルだけが効いたかは分かりませんが、割と良かったように思います。あくまで個人の体験ですが。
製造元のライオンのHPによりますと、セチルピリジニウム塩化水和物(CPC)が殺菌効果に優れ、グリチルリチン酸二カリウム(GK2)が抗炎症成分なんだそうです。ミントの香りで爽やかでしたし、液体なので洗面台も汚しませんでした。
と言うわけで、今日は口内炎予防のためのガーグルのお勧めでした。
916.地蜘蛛
2023.08.17
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実家の裏庭には地蜘蛛が一杯います。子供の頃は、地蜘蛛を捕まえるのに巣ごと地面からそっと取り出す様な遊びをしていました。大きい奴が取れるととても嬉しかった覚えがあります。でもこれ、今よく考えたら、蜘蛛にとっては、いきなり家ごと壊されるという迷惑極まりない行為ですね。
地蜘蛛は、ジョロウグモなどとは異なり、放射状の網を張らず、軒下の家のブロックの外側などに縦の袋状の巣を作ります。それで近寄った虫を襲って食べるようです。ダンゴムシやらワラジムシというような地を這う虫を食べているようです。そんなので大丈夫なの?と思ったら、飢餓には強いのだとか。
中国や台湾でも記録はあるが天然物かはわからないということなので、日本独自の種かと思って調べてみましたが、少し調べたくらいでは分かりませんでした。雀や狸のように日本人には日常的でも世界では珍しいのかもしれません。
915.ハグロトンボ
2023.08.16
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実家の辺りにはハグロトンボがいます。福岡にもいるようですが、都市部の生活圏にはおいそれと見つけられない印象です。人間が近寄ると、すっとどこかへ行ってしまい、なかなか捕まえることの出来ないトンボです。気が弱いのかと思えば、トンボだけにそうではないらしく、先日はゼロ戦同士のであるかのようなすごいバトルを繰り広げているのに出くわしました。
その個体は縄張り意識が強く、縄張りに入った他のオスを追いかけ回して追い出すようです。
侵入者を隣の家の屋根の上にまで追い上げた縄張りの主は、満足したのか、元の縄張りにゆっくり居座っていました。
元々はきょうだいかもしれなくても、一度縄張りを持つとしっかり競争があるようです。
最近では、ハグロトンボも絶滅の心配もされているようですから、彼らが生き残る環境がいつまでも残っていてくれたらと願っています。
914.初盆に寄す
2023.08.15
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地元の知り合いのお父様の初盆があったというので、少しお見舞いに行ってきました。
長く生きていると、大病を乗り越えた人、大病に襲われて死ななかったけど大変な目に遭っている人、人生の決断を自分の意志でしたりやむを得ない状況でしたりした人、久しぶりに会ったり話したりすると、それぞれの人生にはそれぞれの人生の心のひだがあるものです。
信長の舞う敦盛も
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり。
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。
別にこの下りは人間の寿命が50年程度だと言っている訳ではないそうですが、50を越えると人間、高血圧やら糖尿病やら、高脂血症やらが出て来ますから、何らかの成人病やら、膠原病など色々持病が出始めて、内科に通院し出す歳ではあります。化天では、一昼夜が800年、化天住民の定命は8000歳とされると言いますから、人間の人生のはかなさを詠っているだけのようです。
(※信長公記では化天は敦盛と異なり「下天」の表記)。
信長はともかく、初盆に関してはご挨拶だけでもちょっともったいないので、自分の心として、Adios Noninoを捧げて参りました。
私も医師としての活動がどれくらいなのか、音楽家としてどこまでやれるのか、全く分かりませんし、大病をした人の話を聞くと、自分もいつそうなってもおかしくはないのですが、健康な内はチャレンジ出来るものはチャレンジを続けたいと思っています。
913.スポーツにおける日本文化の良し悪し
2023.08.14
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私はスポーツ観戦はだいたい好きなものが多いのですが、ゴルフやラグビーになるとまだ経験値が不足していてそれほど楽しめる感じではなく、サッカーはとても楽しめます。野球は、大谷翔平選手やら気に入った選手が出るならまあまあと言う所でしょうか。
最近は甲子園の中継が盛んなようです。
おらが村の高校が甲子園に出て、部員のみならず、応援団、場合によっては全校生徒やOBも駆けつけるのは甲子園の醍醐味と言えましょう。それはそれで良いと思うのですが、アルプス席の部員へのインタビューを聞いているのはちょっと切ない気もします。彼らは出られなかったためにそこにいるので。
部員が100人いても200人いてもレギュラー外は応援団になるのは日本のスポーツの悪しき慣習と言えます。スペイン等におけるサッカーチームでは余剰の人員はBチームを作って、出場します。ベンチ入りがざっと20名と計算したとしても100人いれば5チーム出れば良いと思うのです。Aチーム入りを目指して頑張ることは大切ですが、物理的にそれ以外の選手というのが発生するわけですから、彼らにも彼らの夏を与えれば良いのに、と常々思っています。もちろん、高校野球に限らず、バスケットでもサッカーでも日本では同じようなことが起こっているようです。
もちろん、5チーム作るなら監督も5人必要かもしれませんし、指導者など大人の人員配置の都合もあるのは分かるのですが、例年100人規模とかある程度分かっているのであれば、指導者側も指導体制を手厚くするべく努力が必要でしょう。
甲子園に行ったとしても更にプロになるのは一握り、プロで主役として活躍するのは更に一握りな訳で、アマチュアスポーツである以上、礼儀正しく我慢することだけを教えるのではなく、プレイヤーとしてのプレイする権利の均霑化にも、関わる人が努力してくれたら良いなと思っています。
912.蓮の花
2023.08.13
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
蓮の花が開花している写真を撮ってきました。
蓮の花は仏教では極楽浄土に咲くと言われており、大切にされています。
池中蓮華、大如車輪、
青色青光(しょうしきしょうこう)、黄色黄光(おうしきおうこう)、
赤色赤光(しゃくしきしゃっこう)、白色白光(びゃくしきびゃっこう)、
微妙香潔(みみょうこうけつ)
という下りですね。
ちゃんと意識したことがなかった様に思います。阿弥陀経は、僧侶が読まれるのを聴いてることの方が多いため、認識の外にあった気がします。
訳は、池の中には車輪のように大きな蓮の花が咲いていて、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放ち、いずれも美しく、その香りは気高く清らかです、ということのようです(廣國山・稱名寺様のHPより頂きました)。
蓮華の五徳と言われるようで、
汚泥不染の徳、
一茎一花の徳、
花果同時の徳、
一花多果の徳、
中虚外直の徳(ちゅうこげちょく)
というものがあるようです。色んな意味づけを考えるものですね。
私個人は、蓮の尊さは蓮の尊さとしてありで、蓮のように咲かない花も、それはそれで尊いと考えています。
みなさんは蓮華の五徳と聞いて、何か刺激になる所はありましたか?
911.負けてやる技術
2023.08.12
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
帰省した際に、親戚の小学生から将棋の勝負を挑まれました。
愚弟は五段。実力はもう少しあるようで、指導対局を見ていると、変な手を指しそうになると、少し止めて、あたかも感想戦のような、こんな手もあるしこんな手もある、なんて言って選ばせて、上手に桂馬のふんどしに引っかかってあげたりしています。上手いものだなぁと思いました。
自分の場合は、黙って指している内に、子供が変な手をさしてどんどん旗色が悪くなってしまいました。
うーん、負けてあげるって難しいんだなぁと思いました。
意味不明な手を連発してもふざけて対局しているようになってしまうし、一見定跡形であるとか、一見拮抗しているかのように均衡を保ちながら、子供が好手に気がついたら引っかかってあげるように緩手を指すようです。
セラピーの指導の時だと、次々とアイディアや助言は出たりするのですが・・・。
将棋は長年やっている割には、子供が嬉々として挑んでくるほどの指導対局は私は出来ないようです。
初心者にわかりやすく伝えたり、彼らが楽しくなるような相手の仕方には高度な技術が必要なのだろうなぁと思いました。