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133.九大心療内科よりお祝いを頂きました

2021.06.20

133.九大心療内科よりお祝いを頂きました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します

 九大心療内科、医局長の波多先生がお越し下さいました。
 わざわざお祝いを届けて下さいました。
 筥崎宮のおはじきだそうです。
 1階の六本松通りクリニック様の診察室でも見た気がします。有名なものでしょうか。

 思えば、医学生の夏、亀山上皇の下で、九大の内科の先生が太極拳をしているので行こう、と言って行ってみました。太極拳をしていたのは、まだ、若々しいフレッシュな教授だった久保千春先生でした。
 野暮ったい鞄に野暮ったい格好で行きましたので、地元の方には、テレビ取材のADの荷物持ちだと思われたようでした。

 心療内科セミナーで遠巻きに見たのではなく、1対1で一生の恩師と話せた機会は東公園の亀山上皇の下でした。まあ、元寇の頃の偉人ですから、敵国降伏なんて物々しいスローガンまであります。

 思えば、亀山上皇のご縁で九大心療内科に進み、福岡に居着いたとも言えます。

 そんなことを思い出させてくれるアイテムには、しっかりと寄贈のお印もあります。

 久保先生の時計、須藤先生から頂いたグリーン、医局から頂いたおはじきと、本当に温かいご支援を頂き、幸せに思います。

 これらの喜びをまた、診療のエネルギーに変えて参りたいと思っております。

132.援助を視野に入れて、正確に診断すること

2021.06.19

132.援助を視野に入れて、正確に診断すること

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 有名な先生に発達障害と言われているという人がいらしたことがあります。
 しかし、よく尋ねてみると、現状に適応がちょっと上手く行かないだけのように思いました。当院の場合、臨床心理士もおりますので、カウンセリングにて傾聴の上、助言して、適応の練習をして頂くことにしました。
 物々しい検査をするのは構わないのですが、何でも発達障害という時流には疑問もあります。

 検査は、援助や未来と共にあってこそと思っています。

 当院では、心理検査をするにも、数字を出すのみならず、治療の未来を見据えつつ、援助を提供していこうと努めております。
 周りから言われている状況に少し疑問を感じている方も、一度ご相談頂ければと思います。

131.出来ればベンゾジアゼピン系は・・・

2021.06.18

131.出来ればベンゾジアゼピン系は・・・

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 まだ開業したてで暇だと思われているのか、というか、実際まだ暇なのですが。

 色々お問い合わせは頂きます。
 近くの身体科の先生からベンゾジアゼピン系のエチゾラムをもらっている方の多いこと!
 確かに良く効きますからね。

 ですが、依存性や長期的視野の観点から、あまりお勧め出来るお薬とは言えないと思います。

 もう少し弱いものや、その根本となっているトラウマや思考パターン、ご自身のコーピングスキル、色んなものを変えると、ベンゾジアゼピン依存は減っていきます。(エチゾラムは依存性の強いベンゾジアゼピンの最たるものです)。

 当院では自律訓練法等の利用により、不要なベンゾジアゼピン依存を解消していく方針です。

 日中眠い方、ど忘れが増えたと思われた方、ベンゾジアゼピンを減らしてみませんか。
 具体的な指導を含めてご相談に乗らせて頂ければ幸いと思います。

130.否認を越えて

2021.06.17

130.否認を越えて

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 精神病の方の行動の一つに否認というものがあります。症状が出ていることを面接時に否認するものです。

 精神科医は、否認を鵜呑みにして振り回されているウチはまだ駆け出しで、否認しているなと思えば、あの手この手で次の矢を繰り出していきます。

 先日も、複数の医師がある病気だと判断しているのに、ご本人も否認しており、ちょっと紹介状なしではどうだか分からないな、という方がいらっしゃいました。しかし、こちらも、あの手この手で伺っていった結果、実は否認が強いだけで症状はあるらしい、と言うことが分かり、やっぱりお薬をお勧めすることにしました。否認と同時にあるのは、「病識がない」=ご自分が病気だという自覚がないこと、です。

 病識がなく否認されるというのは一つのパターンですので、少し掘り下げていくと、矛盾が出てきます。そこを怒ることなく、どちらなのでしょうね、という風に聞いて参りますと、だんだんどっちなのか分かって来ることがあります。

 私はそれほど鋭いタイプではないので愚鈍に一つ一つ質問を重ねていくのみなのですが、慎重に精神症状評価を重ねて参りますと、浮き彫りになってくる疾患があります。完璧かは分かりませんが丁寧にほぐした結果自分がその日一番信じられると思ったものを結果に残すことにしています。
 愚鈍でも丁寧にやることは天才の神速に勝るのではないかと考えております。

129.他に代わりがいないから

2021.06.16

128.ガクアジサイ

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 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 働き過ぎではないか、と思うほど一生懸命働く人に限って、「他に代わりがいないから」と仰います。

 でも、ちょっと待って頂けないでしょうか。
 他に代わりがいない環境を作ってしまったのは管理者ではないのでしょうか。他に代わりがいない責任はあなたにはないはずです。
 そう仰る方に限って、SDSなどうつのスコアを取れば高得点、大きなメンタルヘルスの病院では入院をお勧めするほどのレベルだったりします。少なくとも現況のまま働いて良いですよなんて太鼓判は主治医の方から押せません。
 お休みの提案をしても、やっぱり、「他に代わりがいないから」休めないなどと仰います。
 代わりがいなければ上長がやるべきですしそういう仕組みのはずです。

 働き過ぎてつらくなった皆様、職域の責任をよくお考え頂けないでしょうか。上長は管理責任を負う代わりにあなたより高額の給与を受け取っているはずです。あなたに5人分の仕事を押しつけて「代わりがいない」というのは正当なのでしょうか。

 当院では、診断書を作成するかしないかに関わらず、うつや不安をテストでスコアリングして、出来る限り、必要時は事業主にも数字をお示しして、診断書等を発行して話し合えるように努めております。数字が全て出ないというのは私も心理療法家として百も承知ですが、やっぱり事業体などは、数字を求めることが多々あります。彼らに納得して頂くためにも初期の数値、改善後の数値など視覚化した上で、より良いサポートを心がけています。

 追い詰められた気持ちになられた方も、どうぞ当院でご相談頂ければと思います。

128.ガクアジサイ

2021.06.15

128.ガクアジサイ

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 綺麗なアジサイだなと思っていると、これはガクアジサイというものだそうです。
 ガクアジサイの花言葉は、「謙虚」だそうです。

 忙しさにかまけてついつい忘れてしまう、謙虚な気持ちを思い出させられた気が致しました。

 もう一度気持ちを引き締めて頑張って行けたらと思います。
 みなさんは、ふとした日常から何か思い出したり気づいたことはありますか。

127.泣くほどつらい時

2021.06.15

127.泣くほどつらい時

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 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 お仕事がしんどすぎて泣くほどつらいという方がおいでになりました。
 在宅ワークとは言いますが朝の3時までやるのは、甚だしく過剰なのではないでしょうか。

 予診の段階で涙、涙、でした。一通り伺った後に、背中を診察。気管分岐部の辺りがかなり詰まっています。
 そこをほぐして、長い呼気を指示した所、落ち着いていらっしゃいました。
 他にも色んな所があるのですが、ボディートークによる所見を返しながら触っていくと、立ち所に体のあり方が変わるので不思議なものです。
 もちろん、心理検査もしましたし、診断書や投薬等必要なものは致しております。

 当院ではお話を伺うだけでなく、診察したり、書類作成・投薬、必要な場合は心理スタッフによるカウンセリング等行っております。

126.高倉修先生ご来院

2021.06.14


126.高倉修先生ご来院

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 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日は、九大心療内科、内分泌研究班主任、高倉修先生が激励に来て下さいました。
 高倉先生はたまたまですが、九大心療内科のジュニア医員を同期で入ったご縁です。摂食障害で苦しむ方を一人でも少なく出来るよう、実臨床はもちろんのこと、厚生労働省の研究班等においても日本の摂食障害の臨床・研究をリードする存在でもあります。堪能な英語を活かして、海外の摂食障害の認知行動療法も研修され、九大心療内科で蓄積してきた寄り添う姿勢とエビデンスのある世界的な認知行動療法を融合させているオピニオンリーダーです。
 そんな立派な先生ですがちっとも偉ぶることなく、気さくに話して下さり、光栄の極みです。
 厚かましくもツーショットを撮らせて頂きました。

 激励の一品は、東欧のガラス細工のドクター像でした。

 粗雑な自分は割らないか心配ではあるのですが・・・。大切に御守りに出来ればと思っています。

125.コロナ協力

2021.06.13

125.コロナ協力

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。
 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 催眠療法とか、ちょっと特別な治療が好きな人間ではあるのですが、その一方で頂いた医師免許は責任を持って行使したいと日々考えています。以前投稿したACLS再履修もその延長です。
 医師会に所属していますので、時々色んな協力要請があります。
 コロナ予防接種の問診医や協力医の要請も来ています。
 ちなみに、自分は医師会の順番を待っていた所、全然、医療関係者枠のお呼びが掛からなかったのですが、折良く、関連病院の医療関係者分の余ったのを金曜日に2回目を打って頂きました。
 心療内科のクリニックなので感染症外来をしているわけではないのですが、医師であることで優先的に予防接種して頂いた以上、社会に対する責任というものがあると考えています。
 そこで、自院のことがあるので平日は難しいのですが、土日には、医師会や自治体の予防接種業務等に協力出来るよう回答しています。優先接種して頂いた者の責任として、ワクチンが皆様に行き渡るよう、一医師として協力して参りたいと思います。
 当院では予防接種は行っていませんが、どこかで土日にお目に掛かることがあるかもしれません。

124.北川覚也先生より植物アートを頂きました

2021.06.12

124.北川覚也先生より植物アートを頂きました

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 1日より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。

 三重大学医学部、先進画像診断学講座教授、
 北川覚也先生より、写真のような葉っぱのアートを頂きました。
 今や日本の循環器放射線医学をリードする(らしい・・・本当のところは専門外なので知りません)、北川君を、「かくちゃん」と呼ぶのは自分くらいかなと思いますが、サークルで一緒に活動させて頂いていました。彼が部長、私が副部長の頃に消えそうだったピアノのサークルは一応復活し、名古屋大学との交流会も開始し、今も残るサークルの礎となったと思っております。
 若い頃から、礼儀正しく、言葉遣いに気をつけている、北川さんは、実績も残して、ポジションを得て行かれました。でも、同級生とはありがたいもので、どれだけ偉くなっても、昔のノリで飲み、語ることが出来るのはありがたいことです。
 彼はウチの女房殿のことも入学当初から知る人でもありますし、逆に、彼の奥様とは、帰省時に飲みに行ったり、彼のお宅に伺ったときにお世話頂いたりしました。音楽好き同士として、あちら様はご家族で熱心に音楽に関心を寄せ続けておられますし、我が家も細々ながらオカリナやったりピアノを続けたりとやっぱり音楽好きであることには変わりありません。
 屈託なく話せる親友から、又一つ、励ましのアイテムを頂けたこと、心より嬉しく思います。
 またこれを勇気に変えて、大変な状況の皆様にお目にかかる際も、勇気を出して、何か提案させて頂けたらと思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分