ブログ

275.11月は児童虐待防止推進月間

2021.11.07

275.11月は児童虐待防止推進月間

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 11月は児童虐待防止推進月間だそうです。
 シンボルはオレンジリボンのようです。

 PTSD,解離の方を拝見していますと、生育歴が凄惨な方にもお目に掛かることが多いです。大人になってから向き合っても良いかもしれませんが、出来るだけ早期に、虐待の環境があれば改善できるように、医療関係者だけでなく、福祉や教育、行政・司法など関与できる専門家は出来る限りの援助を提供したいものです。

市のこども総合相談センター(えがお館)
833-3000

児童相談所全国共通ダイヤル
189(いち早く)→最寄りの児相につながります。

 とのことです。

 当院では、心身両面から医療の観点で援助が出来ればと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

274. 世界に広がったクロアチアの風習

2021.11.06

274.世界に広がったクロアチアの風習

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 クロアチアという国をご存じでしょうか。聞いたことがあっても、大体東欧なんじゃないか、と言う理解で停まる方の方が多いかもしれませんね。
 イタリア好きから説明させてもらえば、イタリアの長靴のふくらはぎの部分の対岸という感じでしょうか。∩の字の形をした国です。現地ではフルヴァツカと言うようですが、日本がよその国からジャパンとか言われる感じなんですかね。首都はザグレブ。今のところ、クロアチア語を教えている公教育はほとんどないようです。

 ドゥブロニクという美しい世界遺産の街があり、一度は行ってみたい所です。クロアチア語は無理ですが、都市部であれば、英語とイタリア語なら何とかなると聞いています。

 さて、表題の件にも取りますが、クロアチアのことはほとんどご存じなくても、誰もが知っているクロアチアの慣習があるのがお分かりになりますでしょうか。

 それは、ネクタイです。

 ネクタイのことをイタリア語やフランス語ではCravattaというのですが、これは元々、クロアチアの、と言う意味だそうです。

 今は、ビジネスパーソンなら誰でもしているネクタイ。これはロンドン発でもパリ発でもなく、クロアチアの風習だったそうです。どうしてそうなったかまでは調べきれませんでしたが・・・。

 今日はチコちゃんではありませんが、豆知識ネタでした。

273.抱き枕

2021.11.05

273.抱き枕

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 当院にご相談頂く方の2/3は適応障害のうつ状態かうつ病の方のようです。

 単身ビジネスパーソンの多い六本松地区らしいのかもしれませんが、どういうわけだか、当院は、西は西区、東は東区、南は春日市とか、域外だと宗像市とか遠賀郡とかからもご来院頂いております。頼りにしていただけることには身の引きしまる思いで、日々責任を痛感しています。

 それはそれとして。

 鬱っぽくなる方の特徴として、ご自分をねぎらう機会が少ないのではないか、という印象を持っています。

 そんな方に、抱き枕などいかがでしょう。

 ビールで言えば注ぎたい時は注がれたい時ではないですが、抱きしめたい時は抱きしめられたい時かもしれません。リトル本田ならぬ、リトル自分って居ると思います。
 一日の終わり、お休みになる前に、リトル自分を抱きしめてあげても、良いんじゃないかなって思うのです。

 その際に、自分、頑張った、よしよし、とするのは、親でもパートナーでもなく、結局自分かもしれません。(パートナーとの関係が良好な人は依頼してみましょう。効果倍増です)。

 そんな折にイメージよりも、実際の抱いた感のある、抱き枕とか、大きめのお人形などがあると良いのではないかと思うのです。
 自分にも必要!と、ピンと来られた方は抱き枕を置いていただいてみては、いかがでしょうか。

272.歩く

2021.11.04

272.歩く

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 あるふるさと探訪のような番組で、その回の主人公が歩いていました。
 おしん、のような苦労をした女性でしたが、とにかく歩く。
 歩いていると悲しいことを忘れられるから、だそうです。

 歩いて、歩いて、野のハーブを摘む。生きていればつらく悲しい出来事にもぶち当たる。そういう時は歩いてみる。

 別にその方は西田幾多郎でもなく、哲学者でもなく、ただの村のおばあさんでした。

 でも、哲学もセラピーも学んでいない彼女が、あらゆる悲しみを、ただただ歩いて乗り越えてきた、と言うのもとても味わい深いことなのかなと思いました。

 誰もが彼女のように出来るかはわかりませんが、目の前の悲しみが大きすぎる時、ひたすら歩いてみる。そういう手もあるのかなと思いました。

 歩いても歩いても、解消できない時は、ご相談頂ければと思います。

271.文化の日

2021.11.03

271.文化の日

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 10月が体育の日もオリンピックにずれて、生まれて初めて祝日のない10月を走りきったと思います。頑張ってくれたスタッフにも感謝したいと思っています。

 コロナも少々落ち着いてきましたので所々コンサートなども復活してきているようです。
 文化の日と言いますと、子供の頃は、文化会館などで、皆さんの絵画や工作の作品展があったり美術館の企画があったように思います。コロナ禍後はどうなったかわかりませんが、いずれにしても良い文化芸術に触れていこうという機運はまた復活してきているのではないでしょうか。

 先日のショパンコンクールで4位に入った小林愛実さんの前奏曲集が手に入りましたので、私の文化の日の楽しみは小林さんの演奏を聴いてみたいなと思っています。

 みなさんは、文化の日、どのようにお過ごしになりますか。

270. 金木犀

2021.11.02

270.金木犀

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 先日、歩いていたら、とても良い香りがしました。ふと振り返ると金木犀の花が咲いていました。

 こんなことにも秋の深まりを感じます。
 日々喧噪の中の生活でも、ふと、このような自然の香りで癒やされますね。

 みなさまも、自然の中へ、秋の香りを求めてお出かけになってみてはいかがでしょう。

269.6ヶ月目に入りました

2021.11.01

269.6ヶ月目に入りました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 毎日毎日、割と必死に診療しながら、5ヶ月どうにか無事に終え、6ヶ月目に入りました。

 ひとえにお客様のご理解やご支援の賜物と思っています。あと、私の愚直な願いに、生真面目にお付き合い下さる看護スタッフ、心理スタッフにも本当に感謝しています。

 身内をアピールするのは恥ずかしながら、当院の看護師も心理師たちも、自分なりの努力をよくやってくれると思っています。その努力が空回りにならないように、毎月カンファレンスをしては、無駄な労力は省力化し、本当にご相談により添うべき所に注力できるよう心がけています。

 お求めになることは常に多様で、愚痴を聞いて欲しいから始まり、正式な休業診断書や傷病手当のこともありますし、産業医との連携、カウンセリングのご希望、自己コントロールについての詳細なアドバイスや、ご家族への対応のご相談、ガイドライン通りの薬物療法をご希望の方があるかと思えば、ガイドライン通りではないが、漢方薬の方がご希望という方も居ます。

 もしこのブログが目にとまった方があれば、過去の、自分をねぎらうとか、睡眠衛生のお話などにもお目通しいただければとも思います。

 いずれにせよ、当院の方針は出来る限り仰せのニーズに寄り添った上での治療提供になります。

 過去のトラウマにせよ現在のモラハラにせよ、いろんな状況があります。出来る限りの知識と技法を持って対峙して参りますので、まずはお気軽に、ご相談頂ければと思います。

 

268.祝!5ヶ月

2021.10.31

268.祝!5ヶ月
 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 心の中ではどんな方もお断りせずに拝見しようと思って始めてみたのですが、実際に始めてみるととても悩ましかったです。

 どんな人もすぐ診ていくとなると殺到するご相談について、沢山のお時間が割けなくなります。

 実際問題、5ヶ月経って、新患待ちが半月です。

 救急をやっていたこともある医療人として、しんどいから相談しているのに半月待ちってどういうことなの?と私が患者なら思います。

 じゃあ、さっさと雑に診たら数はこなせるわけですが、それでちゃんとご相談の悩みが解決できるのか、と言われますと、答えは否です。

 私は交流範囲が割と広いので全国的に有名な先生も存じ上げていますし、天才の彼らなら、会って10分で何か気の利いたアドバイスをするかもしれません。

 でも、それは私には難しいです。

 私の診療の良い所を上げるなら、愚直、です。

 とろいかもしれませんが、真っ直ぐに。一つ一つ情報を伺って、何がいけないのか、何が不具合なのか確認していき、重大な精神病ではないのか、治療資源はあるのか、一つ一つ確かめて、やっと何かご提案が出来ます。私は天才でも何でもありません。愚直な一医師です。

 でも、ウサギとカメではありませんが、愚直な人間は、ただただ、愚直に丁寧にやり続けるのも、また1つの良い結果につながることを知っています。私自身は大天才ではないのがわかっているからこそ、愚直に一つ一つ症状を紐解かせていただき、私からご提案できるベストをお示しさせていただこうと思っています。

267.馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

2021.10.30

267.馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 これは、イギリスの諺で、
 You can take a hors to the water,but you can’t make him drink.

 それが原語だそうです。意味は表題の通りですね。
 Wikiなどでは馬に関する諺として伝わっています。

 セラピーの世界では、催眠を始め、家族療法やブリーフセラピーに大きな影響を与えたと言われている、米国の精神科医で催眠家、ミルトン・H・エリクソンはこの諺を用いていると言います。

 催眠療法などをしていますと、子供に催眠をかけて、(無理矢理)方向を変えて欲しい、という親御様からのお問い合わせを頂戴することがあります。

 催眠は、変性意識を用いはしますが、ご本人の希望に添う物であり、ご本人の意向をねじ曲げるツールではありません。確かにショー催眠では芸能人がわさびを甘いと言って食べることがあります。

 これはなんのメリットがあるのでしょう?

 落ち目の芸人さんも催眠の被験者になることによって、「露出時間を延長できる」という芸能人としての非常に大きなモチベーションがあることをお忘れではないでしょうか。

 わさびをソフトクリームのように甘そうになめるのも、そこまでのメリットがあってのことです。

 結局、極端に見えることも、ご本人の真の願いを実現する中でのことに過ぎません。

 催眠などの技法は、無意識からご本人が本来望む方向に解き放つだけのことであり、治療者がご本人の進路をねじ曲げることは出来ないのです。

 逆に言えば、馬が水を飲むのは、喉が渇いた時だ。そして、そのうち喉が渇くだろう。ということです。

266.テルマエ

2021.10.29

266.テルマエ

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 テルマエ・ロマエは大好きな作品です。
 ヤマザキ・マリさんという漫画家の作品で、阿部寛さん主演の実写化もされました。

 この作品自体にも、ヤマザキ・マリさんという漫画家にも、俳優さん達にも色々、感動したことはあるのですが、今日はテルマエで書いてみます。

 古代ローマの公衆浴場は、バルネアとかテルマエと呼ばれていたようで、大きな都市には必ず1つはテルマエがあったと言われています。そのテルマエは、今で言えばフィットネスクラブのような施設もそろっており、1日に何時間もテルマエで過ごすローマ人もいたと言います。

 いずれにしても、一日の汗を流し、体を温め、自分をねぎらう。

 自分へのセラピーと言えるでしょう。

 忙しいあまり、烏の行水こそビジネスマンの鏡とか、休息しないことを美徳にしている方はおられないでしょうか。

 現代日本~テルマエ・ロマエの主人公ルシウスに言わせれば「平たい顔族」の我々~のテルマエ=お風呂はルシウスもうらやむような、温かさがあることでしょう。

 せめてお風呂の時くらい、ゆったりした気持ちで、身を清め、体を温めてご覧になってはいかがでしょう。

 ご自分のための素敵なテルマエ生活を。
 心療内科医からのささやかなお勧めです。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分