ブログ

320.蕗の花

2021.12.21

320.蕗の花

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。素敵なスタッフが加わり、元気に営業しております。

 12月に咲く花は限られていますが、ふと、蕗の花を見つけました。 

 黄色く咲く花です。
 あまり食用には向いていないそうですが九州などでは食べることもあるようです。

 冷え込みがいっそう厳しくなって参りましたが、みなさまも花などが目にとまると良いですね。

319.養護教諭

2021.12.20

319.養護教諭

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 先日、近所の公立高校の養護教諭の先生が4名も見学に来て下さいました。

 保健室の先生に、心療内科への高い関心をお示し頂けるのはとてもありがたいことです。懇意にしているスクールカウンセラーの先生のお導きで実現しました。

 当院は、子ども専門ではありませんが、特に制限せず受け容れているスタンスがあり、学生の方もご相談に来られます(高校生以下の方は保護者の同伴をお願いしています)。

 当院での治療法、スタンス、中央区の人口や当院の疾患の統計などをお示しし、また、お互いに連携のしやすい方法について意見交換を致しました。

 今後も地域貢献に努めて参ろうと思います。

318.うつの時は大きな決断を控える

2021.12.19

318.うつの時は大きな決断を控える

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。素敵なスタッフが加わり、元気に営業しております。

 メンタルヘルスの原則として、うつの時は、退職や離婚など、人生に関わる大きな決断は避けるというものがあります。うつの時は、「どうせ私など」「誰も助けてくれない」など、暗い気分になっていますから、何を決断するにしても暗い方向になってしまいがちです。
 出来る限り先延ばしに出来る決断は先延ばしにした方が良いと言われています。

 もしそのような課題をお持ちの場合、うつなど心理検査のスコアが正常領域に戻ってから、決断されるようお願いをしています。当院では初診以来適宜、心理検査もしていますので、正常化したら、そろそろ課題についてお考えになりませんかとお伝えすることも出来ます。

 悩みそのものもそうですが、そのタイミングなどについてもご相談頂ければと思います。

317.血の通った言葉

2021.12.18

317.血の通った言葉

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 あまりにも大変な人生を送ってこられた方のご相談を受けると、その内容に圧倒されることがあります。

 そういう時も真摯に耳を傾けさせて頂いています。十分な助言が差し上げられたか?常に自分に問い直すことになるのですが、ご相談の方の、本音や、本当に好きなことなどを伺えた時、少しは良かったかなと思えます。頂いたお言葉に血が通っている時、ご相談者の方も何か大切なことを仰っていたのが伝わるからです。

 血の通った言葉を伺い、魂のこもったセラピーがお返し出来るよう、努めて参ります。

316.雪

2021.12.17

316.雪

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 福岡市では珍しい雪が降りそうです。

 年間滅多に雪が積もらない福岡では、積雪があると交通が麻痺に近くなりがちです。

 事故は相手が何か失敗した時に大きな被害を被りやすいので、お出かけの方は慎重にお出かけ頂ければと思います。

315.WhyからHowへ

2021.12.16

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 良くお伝えしている自分なりの認知の修正に、WhyからHowへというのがあります。

 鬱になりがちな方は、何で出来なかったんだろう?などと、Whyを使ってご自身を責めておられないでしょうか。経験上、そういう方は多い印象があります。
 これはあまり効果的なコーピングとは言えないと思います。

 オススメはHowで、どうやったら解決出来るか(解決に一歩近づくか)とか、どうやったら前に進めるか?と考えることです。全部は無理でも1歩でも前に向けたら良いですね。

 Whyでご自身を責めてしまいがちな方がおられたら、Howを増やして頂くように心がけてみられてはいかがでしょう。

314.アスリートのメンタリティに学ぶ

2021.12.15

314.アスリートのメンタリティに学ぶ

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 私は割とサッカーが好きで、ヤフーのニュースはよく拝見しています。

 その中でも、一流の選手や監督のメンタリティの持って行き方はインタビューなどを通じて取り入れようと思っています。

 敗戦時は、次の試合の準備に集中している、とか。
 改善点が分かったのは収穫とか。
 切り替えて修正して次に臨みたい、とか。

 気持ちが落ち込みやすい時は彼らの言葉に励まされて、少しでも前を向こうと努めています。

313.古武士の言葉

2021.12.14

313.古武士の言葉

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 先日の学会の大会は、初期から学会の運営に携わり、エリクソンの弟子の研修を受け、初代理事長の理念を頑張って具体化してこられた老先生の講演がありました。
 昭和の方らしく、パワーポイントはなく、原稿を見ながらお話しになりました。

 しかし、他の各種講演がきれいなパワーポイントがあったにも関わらず、私の心に響いたのは古武士先生のお言葉でした。

 原稿を読みながらとはいえ、よく整理された事実を、時系列にまとめ、その背景や意味合い、影響などを述べて頂きました。

 講演というものは、パワーポイントのアニメーション効果ではなく、どのような事実を明らかにするか、当時の秘話の事実などをお伝えになるかなど、情報の重要度こそ、聴き手の心に響くのだと思いました。
 一本芯の通った、実地で積み上げてきた事実の整理は、かっこいいレトリックよりも何倍も重く重く、私の心に響きました。

 訥弁であっても、温かいまなざしで事実を整理し、後進に伝えること、それは大切なことなのだろうな、と改めて思いました。

312.ポリヴェーガル理論

2021.12.13

312.ポリヴェーガル理論

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 臨床催眠学会の研修会と大会に出て参りました。
 佐川陽子先生より、最近、トラウマ診療において重要な概念とされているポリヴェーガル理論の御講義を2日に渡って拝聴させて頂きました。

 もともと、交感神経ー副交感神経が二元論的な対立概念として理解されていました。トラウマ反応は、闘争・逃走、と言うことです。しかし、この説明だと、トラウマ反応での凍りつきや解離の説明がうまく出来ませんでした。ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)は、背側迷走神経・心拍変動の神経生理学的メカニズムを研究していたスティーブン・ポージェス博士が提唱したもので、系統発生的、解剖学的・生理学的に異なる 2 種類の迷走神経の存在を見出し、多重迷走神経理論が誕生 1994 年の精神生理学会大会で発表されました。

 この理論は、トラウマの研究者から注目され、ピーター・ラヴィーンやベッセル・ヴァンデアコーク、パッド・オグデンなどトラウマ臨床家達との交流や出版などを通してその有用性の認識が広まって行きました。

 理論自体が難解だったので聞いたからと言ってすぐに現場に応用出来るかは私の力では難しそうですが、最新の理論にアップデートしながら、みなさまのトラウマに向き合っていきたいと考えています。

311.丁寧にやること

2021.12.12

311.丁寧にやること

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 最近心がけているのは、丁寧にやることと、力みを抜くことです。

 スピードが必要なことについても、摩擦を減らして丁寧にやる方が早いことがあるような気もします。

 診療も、人間関係も、少しだけ今より丁寧にやってみよう、と思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分