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776.自分と向き合うための準備

2023.03.31

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。早いもので年度末となりました。
 今年度も皆様にはお世話になりました。今後もご愛顧、ご愛読をお願い致します。

 さて、前稿で自分と向き合うには労力が要る、と言う所までお話ししたのですが、本稿ではその準備について書いてみます。

1.自身が心身共に充実していること

 これは必要です。悩みこんで鬱っぽい状態で自分と向き合うと、自分のダメな所ばかりが気になって、申し訳ないとか情けないと思い込んでしまいます。それは避けるべきことです。弱っている時や後ろ向きな気持ちの時に自分に向き合うのは避けた方が良く、やるとしても医師や臨床心理士など専門家のナビゲーションを必要とすると思います。

2.家族が健康であること

 自身の充実にも関連するのですが、親兄弟や子など家族が集中治療中とか、手術を控えているとか、精神を病んでいるなど、大変な状態の方がいると、そのサポートをする必要に駆られます。そういう状態で自分と向き合うのはそれこそ忙しく、心を亡くしてしまう状態で自分と向き合うには困難を伴います。

3.目的意識

 自分と向き合ってどうなりたいのか、真のプロフェッショナルとして、自身の弱点を克服したい、成長したいなど。自分自身が自分と向き合って、その先はどうするのかというニーズが自分にあることが重要です。

4.良き師、良き仲間

 必要不可欠ではありませんが、自分と向き合うのは欠点と正面向いて対峙することになります。弱気になったり落ち込むこともあり得ます。その時に適切な助言やサポートをしてくれる仲間や師があるとより安全だと思います。独学で出来ないことはないのですがあまり効率が良いとは言えません。やはり良き師・良き仲間を得て成長していくことを推奨したいと思います。

 これらの4つをそろえていけば、自分と向き合えるようになり、一層の成長が望めるでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分