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559.感情疲労

2022.08.16

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 誰かに怒鳴られたり、追い詰められたりすることってとても疲れます。怒鳴られることはビンタを受けることと同じくらいの衝撃があるという研究もあるようです。
 
 言い争いをしたり、喧嘩をしたらどっと疲れます。
 そして、その人のことが嫌になったり、その人と関わる仕事ばかりか、却って自分がやるべき家事などの仕事のやる気さえ損なわれることがあります。そういう状態は感情疲労に陥っていると言います。

 感情疲労には陥らないのが一番ですが、相手が近親者だったりすると逃れがたいこともあります。

 そういう場合は、なるべく刺激せず、落ち着かせ、距離を取ったり、安全を確保します。仲間がいる場合は複数で対応しても良いでしょう。逃げて良い場合は逃げても良いと思います。
 くらってしまった時は、仲間や友人に吐き出して少し楽になる、専門家の診察やカウンセリングを受けても良いでしょう。家族に温かくしてもらったり美味しいものを食べるとかも良いと思います。感情疲労のあった時はシュークリームなど甘い物は摂って良いです。血糖の上昇は疲労を回復させます。毎回毎回それをしていると、高血糖から糖尿病になってしまうので、頻度が多い場合は感情疲労を起こす構造にメスを入れる必要があるでしょう。

 疲れた、と言う時は素直に疲れを認め、成功していたかは棚上げして、感情疲労するほど頑張った自分を一旦認めてあげて労うことです。血糖が回復してきたら副交感神経に委ね、お酒は飲まずに良質の睡眠をとることです。

 そして、少しでも感情疲労を減らせるよう、工夫をしていけたらと思います。個別のケースはまた実際に診療でご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分