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473.管理者の責任は管理者に

2022.05.22

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 鬱や適応障害でご相談下さる方々の中に、自分が欠けると現場のみんなに迷惑を掛けるとか、会社が傾きかねない、と言って、疲労困憊しておられるのにまだ現場に行かなければならないと思い詰めておられる方が多いように思います。

 さて、一社員がそこまで心配しなければならないものなのでしょうか。

 確かに、ご本人が休むと現場は大変かもしれませんが、そういう場合に、どう穴埋めするか考えるのが管理職や事業主です。上席者は、管理をすることによって、給与面でも好待遇となっています。現場が疲弊しないように対策し、そうなった時に対処するのが管理者の役割ではないでしょうか。

 ですので、鬱になるほど一個人が背負い込まなくて良いと思っていますし、そのことは初回で申し上げさせて頂くことが多いです。

 割り切って良いと分かるとそれだけで随分楽になられる方も多いように思います。

 お給料に見合わない全体責任まで背負って体調を崩してしまってはもったいないことです。ご本人様の体調やご家族もあるでしょうから、会社云々よりは健康第一のはずなのです。

 仕事を休みたいが休めない等でお困りの方、ぜひご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分