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472.言葉で表す意味

2022.05.21

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 大きな声で訳が分からないことを言われた、とか、キツく怒られた、となると、精神的なダメージがあるものです。
 状態を表す言葉というものはあるもので、とても興奮している状態は精神運動興奮と言ったりしますし、怒りっぽいことも易怒性とか、要求が急で厳しいものは性急的とか、色々語彙があるものです。お薬を飲んでイライラが却って悪くなったらアクチベーションとか、躁転とか。
 言葉にすると冷静にそれを眺めたり評価したり出来ますし、一度キーワードに出来ると、それに関するガイドラインを学び直したり、スタッフと共有したり対策を立てることも出来るでしょう。

 言葉にすることは、思考を冷静にし、共有を可能にし、対処を容易にします。

 でも、十分な知識がない時は何だかモヤモヤする、ということもあります。

 相談相手に言葉にしてもらうことですっきりすることもあります。

 当院では医師を始め心理師や看護師も、傾聴しながら、時に言葉にしてお返しし、面接を進めるようにしています。ご自分でなかなかどういう言葉にして良いか分からない時も、専門家にご相談頂くと良いかもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分