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754.カワセミ

2023.03.09

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 カワセミという鳥は、目の覚めるような青が美しい、宝石のような鳥です。
 学問的にはブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属なのだそうです。
 カワセミは宝石のような鳥と言われますが、その理由は構造色にあるようです。その青さは色素の青ではなく、羽毛にある微細構造により、光の具合で青く見えるためで、角度や見え方によって様々な色にも見えるため宝石、と称されるのでしょう。喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色で足は赤であるためそのコントラストがまた一層、その美しさを際立たせています。
 翼開長25センチで20~40gほどなので、携帯電話の重さを考えれば、流石に鳥だけあって、とても軽いことがよく分かります。餌は水辺から水中に飛び込んで、魚や水生昆虫を捕らえて食べます。
 獲物を狙う時に水辺でその美しい姿に我々が出会うことが多いような印象です。

 先日は、鬱だった方が、周りを見るようにしたらカワセミが目に入ってきた、と仰っていました。

 それをきっかけにどんどん良くなって行かれました。
 狭窄化していた視野がふと開き、カワセミのような美しい物が目に飛び込んでくる時、文字通り光が差してくるのかもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分