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631.呪いを解く

2022.10.27

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 私も医学者である以上、リアルに呪いがあると信じているわけではありません。ですので、比喩的な物として捉えて頂ければと思います。
 本当の呪いかどうかは分かりませんが、心配事を解消しきれないと呪いが掛かっているような状態になります。

 締め切りを過ぎた原稿とか、未返却の本やアイテム、未処理の書類。そういうもの、ため込んでいませんか。

 誰かが悪意で呪う方法が実在するのかは分かりませんが、今の時代、迷信と言われていますし、もし可能だとしても、人を呪わば穴二つと申しまして、人を呪う時は、自分も同じような目に遭うほどの覚悟が要るようで、効率的なあるいは幸せな方法だとは申せません。

 原稿を書くのが苦手だったので、論文の締め切りは遅延すること多かった時期があり、そうすると、心配事は増えるし表情は暗くなるし、イライラするしで、他者に影響を出し始めるとろくなことになりません。最近はなるべくそういう期限は守るように心がけることにしました。先日、ある懸案事項が一つ解消し、とても肩が軽くなったことがありました。あ、呪いが解けたみたい、と思いました。

 未解決事案を抱え続けている時、懸念する自分の気持ちが重圧となり、誰に呪われたわけでもないのに、呪われているかのような重さが自分を襲います。割り切って懸案を解決してしまった時の爽快感は、なんでもっと早く解決しなかったのだろうと思うくらいです。

 もちろん、自分だけでどうして良いか分からないことがあるかもしれません。

 そういう時は、当院などでご相談頂ければと思います。お役に立てるかもしれません。

 呪いがある、ない、というよりも、懸案事項を抱えていると呪われているかのような重さが発生しうるので、医学的・心理学的な方法を用いて懸案を解決することこそ、呪いを解くような方法なのではないかな、と思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分