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438.距離

2022.04.18

438.距離

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 距離というのは、対人関係で捉えた場合難しいものです。
 最近はインターネットデバイスが発達しており、遠方の人ともメッセージのやりとりも出来るため、必ずしも物理的距離=心的距離でもありません。

 私の場合、父が結構強烈なキャラクターで、早く家を出たくて仕方ありませんでした。大学合格とともに下宿をして、その後は茅ヶ崎市や福岡市へ拠点を移して物理的な距離を取りました。そういうこともあって実家の家業は結局弟がやってくれています。それはそれでありがたいことですが、弟が自ら本気で家業をやろうと決断したことはまた別の物語です。
 
 ある程度自分で職を得て切り開いていける場合は、近接すると辛い親族からは物理的に距離を取るのも一つの手だと思います。頼みもしないのに助言してきたり、口なり手なり出してくるのは困りものです。あまり強く排除すると必要な援助が得られなくなることもあるので、決定的な衝突をしないように距離を取る、というのが賢明でしょうか。

 どうしても別居等が難しい場合は、上手く接点を減らすのも大事なことです。接触の時間を減らしたり、リビング等の滞在時間を変更したりするのも良いでしょう。強く反応してくる相手は刺激をしないということもあると思います。

 人間関係において「距離感」というのは見えにくいので、難しい関係があると思った場合はその距離感を私共専門家にご相談頂いてはいかがでしょうか。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分