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413.毒から除く

2022.03.24

413.毒から除く

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 病んでいる人を治していく時に、薬を加えるのか、害毒を除くのか、という問題があります。

 私としては、取り除ける害毒となっているものを先に除去したり低減させることが先ではないかなと考えています。

 具体的には、飲酒や不規則な生活習慣や栄養の不良等です。

 睡眠衛生の項目でも書かせて頂きましたが、特に飲酒は良いことがありません。

 睡眠ステージの3~4がなくなり、嫌なことを忘れにくくなりますし、睡眠が浅くなります。
 これまでも、結構飲酒される方が何人もいらっしゃいましたが、お酒を控えたり止めて頂くだけで、かなり改善しました。その上でお薬が効いてくると驚くほど早く回復される方もあります。

 眠れない場合は、妊娠などがない場合は一時的には積極的に睡眠薬を使ってでも十分眠られることをお勧めしています。どうしても薬は嫌だという方には自律訓練法なども指導していますが、すぐに身につくわけではないので注意が必要です。イライラなどには抑肝散や、喉の閉塞感や不安には半夏厚朴湯など、漢方薬でも対応はします。

 お酒をやめてしっかり寝るだけでも治療は半ば成ったようなものです。

 もし不規則な生活習慣を送っておられる場合は、禁酒と熟眠をキーワードに生活を見直して頂いてはいかがでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分