ブログ

289.長谷川和夫博士

2021.11.21

289.長谷川和夫博士

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 長谷川和夫博士が11月13日午後、92歳でこの世を去りました。博士は、認知症判断のスケール、改訂長谷川式簡易知能評価スケールを開発した認知症研究の第一人者です。
 痴呆、を認知症と呼称改変することも呼びかけたと言われています。
 晩年は自らが認知症になったことも公表し、啓発に努められました。
 詳しいプロフィール等はネットの記事などをご参照頂ければと思います。

 当院でもご高齢の方で記憶に自信のない方には、積極的に長谷川式簡易知能評価スケールを施行し、必要があれば1階の脳外科でMRIも撮影して頂いています。

 私も一度だけ、長谷川先生のご講演を学会で拝聴したことがあります。

 優れた方が亡くなるのは残念でさみしいことではありますが、現役の私達がそのスケールを使って臨床に貢献できるようにしたいと思います。

 長谷川先生の偉大な功績を称えるとともに、感謝の気持ちを込めて合掌させて頂きます。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分