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229.彼岸に想う

2021.09.23

229.彼岸に想う

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 春分・秋分の日は仏教ではお彼岸と呼ばれています。三途の川の彼方にあるあっち側の岸だから彼岸ですね。現世のことは此岸と言うようです。
 昼と夜の長さが同じになる日に、彼岸と此岸が出会うということなのでしょうか。
 当院は心療内科・精神科なので、悩み事があればその方の宗教によらずご相談に応じています。一方で想うのは以前も似たようなことを書いたのですが、最近の方が、あまり生死について考える時間がないのではないかと言うことです。
 昔の人は篤信家で今はダメだ、という論調は、千年前の末法思想の頃からあった訳なので、実はどの世代も篤信家の方は少ないというのが事実のような気もしますね。そうは言っても、たまに生死について考えておかないと、離別し別で大慌てしがちなもの。
 お彼岸はせっかく休みなので、お墓参りなり、自分の心とそっと向き合う時間もお作り頂いてはいかがでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分