1013.フレンドリーさ
2023.11.20
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
師匠の一人は、とてもフレンドリーな雰囲気で面接をされます。私の場合、身体も大きく目も細いので、ともすれば威圧感が発生しかねないのを人生経験で感じていますので、出来るだけフレンドリーな雰囲気を醸し出せるよう心がけています。
患者さんの中には、抗うつ薬は飲みたくないとか、睡眠薬も飲みたくないとか、漢方で治療を進めて欲しいとか、医学的なエビデンスとは角度の違う要望を出される方もおられます。挙児希望だったり、思い込みだったり、色々理由はあるようです。
最近は、フレンドリーさを念頭に置いているので、ご自分なりのご要望から入られる方についても、一旦それに乗ってみるのもありかなと寛容になりました。フレンドリーさを出せるようにしてからは、あまり、医学的な意見とご要望の衝突はなくなったように思います。これからも、優しい雰囲気を続けられるように務めて参ります。
1011.ファシリテーターを務めて参りました
2023.11.19
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
臨床催眠学会の研修会に伺い、初級研修(講師:川嶋新二先生(大学通り武蔵野催眠クリニック))のファシリテーターとして研修のお手伝いをさせて頂きました。初心者の方との出会い、ささやかにヒントを差し上げた時に、みなさんの驚きや感激のフィードバックは、学びを提供する側としても大きな力になります。
面接をする際に、私が大切にしていることや、言葉遣いのポイントなど、いくつか重要なコツがあるのですが、それがお伝え出来たのは望外の喜びです。
ちなみに、かくれんぼの続きになるのですが、懇親会場のホテルに行こうとしたら、北口に行きたい所南口に到着してしまい、連れの先生と地図アプリを使いながら何とか間に合って到着しました。
迷ってぐるぐるするけど結局何とかなる、と言うようなストーリーだったようです。
学会で得た物をまた日常の診療に行かしていければと思っています。
1010.かくれんぼ
2023.11.18
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
学会の前入りのついでに、お墓参りに行ってきました。
ところが、先生が文字通りお隠れなのか、夜に行ったこともあり、なかなか目当てのお墓が見つからず、難渋しました。墓地は合っているはずなのにと思いつつ4周くらいしてやっとたどり着きました。
後で会った人に、墓地で捜し物って怖くないですか?って聞かれたのですが、恩師の墓なので、守られこそすれ怖い目に遭うことは考えもしませんでした。
しかし、この、お墓になかなかたどり着けない、ということは、何のメッセージなのだろうと考えます。
7年ぶりだと思うので、滅多に来ないと忘れてしまう、ということなのか、もう少し墓参りに来いよということなのか、自分の記憶とはいかに曖昧なものなのか、諦めずに周回すれば最後にはたどり着くということなのか。
翌朝、会場に向かう電車で、もう一度墓地の前を通り、合掌。
先生がニコッと笑って、「笑顔でね」と念を押されたような気がしました。
研修のお手伝いに参りますが、初めて出遭う方もおられるでしょうから、笑顔、笑顔、と心がけて行って参ります。
1009.内なる苦労
2023.11.17
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
気の利く人って、少し損な役回りかもしれません。
難しい関係の調整とか、根回しとか、そういった微調整って、結果しか見ていない人には全く理解してもらえないことがありますし、気がつかない人はそもそもそういうことをしなかったり無頓着だったりします。そうなるとどんどん気が利く人にしわ寄せが行き、疲労が堆積して行きます。それでも上の人が気づいて感謝でもしてくれればまだ救われるのですが、嵩に掛かって更に追い込まれた日には、そういう微調整などを放り出してしまいたくもなるものです。
物事が上手く行っている結果の裏には、多くの調整が入っていることがあります。
なので、ひょっとしたら自分はそういうことに気づいてないかもしれない、と思いながら、出来るだけ感謝の気持ちを示しながら関係者と関わるのが無難ではないかと思っています。
1008.平安
2023.11.16
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
恩師である松原秀樹先生のお墓には、「ありがとう」でも「偲ぶ」でもなく、「平安」と彫ってあります。
最近はSNSの方が自分の行動を把握しているらしく、7年前にも学会の帰りに広島に立ち寄って墓参りに行ってきたようです。
あちこちで、戦争や紛争が起こっており、本当に平安を望みたいものです。
心の平安なのか、世界の平安なのか、両方なのか、先生が何を思って「平安」とされたのかは分かりません。でも、平安を希求していくことは大事だと思っています。人が集まると、色々な都合で軋轢や摩擦も起きるのですが、出来るだけ自分の気持ちも平安にして、先生の座右の銘、「和顔愛語」で臨みたい。
1007.estro
2023.11.15
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
イタリア語でestroという単語があります。霊感とか、妙想、思いつき、気まぐれなどの訳がありますが、同時に家畜の雌の発情期という意味もあるようです。genというと、駄洒落じゃなくて、その源を示しますから、estrogenというのは発情期の元となるホルモン、という意味だったんだろなぁと想像しています。
もちろん、女性の周期に関連するホルモンは、プロゲステロンやゴナドトロピンなど色々ありますが、ラテン系の外国語をやっているとこういう語源を知ることが出来るのは新鮮な学びです。
それにしても、言語が違っても女性には霊感や直感があるだろうとか、同じような意味が重複してあることには驚かされます。イタリア語はラテン語とも近いため、時々このような学術的な単語の語源に行き当たることがありますね。
1006.アビスパ
2023.11.14
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
アビスパ福岡が創設以来の初優勝、ルヴァンカップを獲りました。
サッカーは好きだったのですが、アビスパはなかなか強くならず、2部に落ちたりくすぶっていましたから、野球のホークスほど常勝集団として完成しておらず、弱いチームを熱心に応援しすぎるのも疲れるので、あまり気合いを入れすぎずに応援していました。
しかし、最近はとても良いサッカーをしているようで、フロントも、指導者も、選手も意識が高まってきたようです。
こうなってくるとそろそろスタジアムへ応援に行きたくなるものです。コアなファンからは日和見と言われるかもしれませんが、まあ、私みたいな強くなったら応援に行こうかなと言うファンもいて良いんじゃないかと思っています。
特にルヴァンカップの1点目のゴールの飛び込みは、切り込んだ選手だけでなく、後ろから飛び込んでくる選手ら全員が、総力で決めに行く、という強い意志が感じられた美しいゴールでした。こういう一瞬を見ると、当地で応援したい意欲も挙がるというものです。
これから、アビスパ福岡の活躍に注目していきたいと思います。
1005.意志があれば道は開ける
2023.11.13
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
ガーナと言えばアフリカで、カカオなどが有名な国です。しかし、経済状況や国民の暮らしはチョコレートほど甘くないようです。最近YouTubeの動画で見たのは、ガーナの支援に携わり、不慮の事故で27歳で亡くなった武辺寛則さんという方の動画でした。
小学生の頃に、アフリカの恵まれない人々を支援したいと志した彼は24歳でガーナの協力に向かい、試行錯誤の末、パイナップル栽培を成功させて、最も貧しいと言われていたアチュワ村を豊かにしました。
当初は、食料や金銭をもらうだけもらい、将来何とかなるかについては諦めきってしまっている現地の人との認識の差違に戸惑いつつも、意志があれば道は開けると信じ続け、パイナップル栽培を成功させるに至ったようです。当の武辺さんは非常に惜しまれることに、事故で亡くなったそうです。今では同村は、彼の残したお金で学校が建ち、育てたパイナップルが欧州でも売れてインフラの整備も整ったようです。彼は、常々、自分の支援がなくても、村人が自立してお金を獲得出来るようにならないといけないと述べていたのですが、期せずして村人は彼なしでもやっていけるようになりました。
私ももう若くはないので今更アフリカの支援に飛ぶほどのやる気も体力もありませんが、六本松の地域に根ざして少しでも地域のメンタルヘルスに貢献出来るよう、私の出来ることをやっていけたらと思っています。
アフリカほど遠くはありませんでしたが、子供の頃九州に住むなんて思いもしなかったわけですから、ご縁あって育てて頂いたこの土地の、悩める人のお役に立てればと思います。
1004.謝罪の仕方
2023.11.12
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
何かやらかした場合は謝罪をするのが良いわけですが、謝罪をするにも守らなければならないことがいくつかあるでしょう。
謝罪して関係を修復したいのはあくまでもこちら側の都合であって、相手方はもう切り捨てるつもりかもしれません。
謝罪のために会う時間を取るのも、謝罪を受ける側には一つの労力になる訳ですから、この時間を頂戴出来るだけでもありがたいわけです。
当たり前のことながら、
・先方のルールに合わせる
・予定の変更は基本的にしない(先方都合には従う、当方都合で変更を依頼しない)
・再発防止策等、改善点を具体的に準備しておく
・言い訳をしない、基本的に反論しない(もしする場合は後日等、その場のテンションも考える)。
などが大事になってくると思われます。
先日取引先に、今後このようなことがないようにしますと言って10日もしない内に同じことをした所がありました。
流石にそれでは信用がなくなるため、上級職にそれでは困ることをお伝えしました。
しかし、お詫びに来る日程を打ち合わせたのですが、当院アポイントメントのルールをお守り頂かない上に、OKと言っている日時を選んだのに、直後に変えてくれと言ってきたので、舌の根も乾かぬうちに言を左右する方と判断して、その方からのお詫びは受けないことにしました。これまで先方から大事にしてもらった経緯もあったので、担当している人を変えてもらって、企業体とはお付き合いを続けることにはしたのですが、そういう人物を矢面に立たせていること自体が実際企業の信用問題になるんじゃないかと思います。
謝罪をしたいと思うのは、放っておくよりは良いことですが、やり方を違えると、帰って事態を悪化させかねないので、相手方の心情を慮ることが重要ではないかと思います。
1003.アスリートの仕置き
2023.11.11
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
仕事柄、アスリートや元アスリートの方とお付き合いがあります。
私は、多少テニスの経験などもありますが、本格的なスポーツには取り組んだことはありません。ただ、ボディートークや動作法の素養はあるので、重心の使い方などについては、調整させて頂くことは可能です。まあその話は別の機会に。
先日、部下がミスをした際に、電撃のように上司にホウレンソウされ、社内コンプライアンスを上げた上級職の方の仕置きを拝見しました。謝罪も早ければ、上司への通告も電光石火で、若いのにかなり上の方に行かれただけはあるなぁと関心仕切りでした。
やっぱり勝負事を経験してきた方は、相手を仕留めると決めたら一気に仕留めてしまうのだなぁと感心しました。
丁度別件でぐだぐだな会議に出た後だったので、他方で、アスリート出身の人はこんな目の覚めるような仕置きをされるのか、と一陣の風というか、清涼剤というか、爽やかな気分になりました。まあ、ミスった部下は多分こってり絞られるのでしょうから、怖いと言えば怖い話なのですが。お客様を尊重出来なかったり、約束を守れなかったことに対しての厳しさがあるからその方とは良いお付き合いが出来ているのだろうとも思います。
ミスとか、相手を尊重出来なかったことなどは良くないことかもしれませんが、例えネガティブなピンチであっても、颯爽とした仕置きが出来ればむしろ好感を持つこともあるのかなと、少し新鮮な驚きで、アスリートの仕置きを拝見しました。
良い部分はどんどん私も取り入れていこうと思います。