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230.孤独に耐える力

2021.09.24

230.孤独に耐える力

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 一人暮らしの人など、一人で寝ることはよくあるでしょう。
 その時にさみしくてたまらないといつまでも携帯相手にチャットや動画にはまる人、眠い時は寝るんだと休める人、様々だと思います。
 携帯依存症のようになっている人は時々ご相談がありますが、大体本気で治したいと言われることがないので、こちらも本格的に対峙できていません。しかし、依存症かどうかはともかく、さみしくてたまらないという人もいるようです。
 人との関わりは、ありがたい時もありますが、相手をすることを要求され続けたり、一人で何かに集中したい時には邪魔になりかねません。
 上手くいっている家庭などでは、食事の時などは一緒に楽しく過ごし、余暇なども勉強や趣味の練習など打ち込みたい時はお互い干渉しないでおくのが良いと思われます。干渉してでもかまって欲しくなっているときは少々病的かもしれません。
 そういう方は、自分は孤立しているとか、自分は満たされていないと常々思っておいでではないでしょうか。あるいは常に誰かと比較して過ごしていないでしょうか。
 でも、思い出して頂きたいのは、自分って唯一無二の存在と言うことです。
 そして今日も無事に過ごせたこと。
 その二つでしっかりと休み、明日は明日でまた頑張れば良いでしょう。
 短い睡眠時間は体の毒ですから、あれこれ思い悩むよりは眠るが吉です。
 孤独に耐えがたいことで心細い方、ご相談頂ければと思います。

229.彼岸に想う

2021.09.23

229.彼岸に想う

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 春分・秋分の日は仏教ではお彼岸と呼ばれています。三途の川の彼方にあるあっち側の岸だから彼岸ですね。現世のことは此岸と言うようです。
 昼と夜の長さが同じになる日に、彼岸と此岸が出会うということなのでしょうか。
 当院は心療内科・精神科なので、悩み事があればその方の宗教によらずご相談に応じています。一方で想うのは以前も似たようなことを書いたのですが、最近の方が、あまり生死について考える時間がないのではないかと言うことです。
 昔の人は篤信家で今はダメだ、という論調は、千年前の末法思想の頃からあった訳なので、実はどの世代も篤信家の方は少ないというのが事実のような気もしますね。そうは言っても、たまに生死について考えておかないと、離別し別で大慌てしがちなもの。
 お彼岸はせっかく休みなので、お墓参りなり、自分の心とそっと向き合う時間もお作り頂いてはいかがでしょう。

228.性質の違いを見分ける

2021.09.22

228.性質の違いを見分ける

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 お祝いに寄植えを頂くこともあるのですが、長く世話していますと、日照が必要だったり水が必要だったり、たくさんの水は却って良くないものがあったりと、いろんな性質が違うようだというのがわかってきました。
 先日多肉植物が元気がないので、思い切って寄植えをやめて、種類ごとに植え替えをしてみることにしました。  多肉植物なんて素人なのでそもそもどうしてものかわかりませんが・・・。
 常に観察する目を鍛えていろんな性質の違いに気づけたら良いなと思います。

227.名前を知ること

2021.09.21

227.名前を知ること

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。  開業祝いに胡蝶蘭以外にもたくさんのグリーンを頂きました。
 カポック、パキラ、ウンベラータ、幸福の木、オリーブなど。
 その性質がわかれば、世話がしやすいものの、名前がわからないことには性質の調べようもなく・・・。
 カシワバゴムというのもありました。長くウンベラータと同類かと勘違いしていましたが、よく見ると違います。まずこのカシワバゴムという名前が出てくるまでが大変でした。
 観葉植物、広葉などそれらしいキーワードを入れて画像を探すと、ありました。
 カシワバゴムだとわかり、それから性質も知ることが出来ました。
 サボテン類の寄植えも頂いたのですが、どうやら性質の異なるものが同居しているらしく好きな水や光の量が違っているように見えました。寄植えにすること自体が彼らにはおそらくストレスなのでしょう。
 これも詳しい知り合いに写真を送ってみた所すぐに名前を言われて驚きました。見立て通り、やっぱり性質が違っていたようです。
 その性質などを知るのに名前を知ることは大事なのだなと思いました。

226.クリ・ロナの決定率は18%

2021.09.20

226.クリ・ロナの決定率は18%

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 サッカーの世界にクリスティアーノ・ロナウドという選手がいます。今年からマンチェスター・ユナイテッドに復帰したポルトガル代表の名選手です。バロンドールという、世界一の選手に送られる賞も何度も獲得していますし、代表ゴール数も世界一となりました。イケメンで、金持ち、ホテルの経営もやるというすごい人です。
 有名なフォワードの彼の決定率は、年度にもよるのでしょうが、先日調べて18%でした。
 昨年度の最優秀はバーディーで、これでも32%。
 世界的なフォワードでもシュートを打って得点になるのは2~3割で優秀な方、ということです。
 つまり、7~8割は外したり止められたりしていると言うことですね。
 ちょっと上手く行かないことがあると落ち込んでしまう方には、有名選手の決定率が案外低いことをお伝えしています。彼らはそれだけ失敗しても次のチャレンジをしていると言うことでしょう。
 外した時に大事なのは落ち込むことより、次の機会への集中と、オフではたゆまぬ努力でしょう。
 外してしまっても、はい、次。と思えるメンタリティーから、学べたらと思います。

225.完璧主義を緩めてみては

2021.09.19

225.完璧主義を緩めてみては

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 当院にご相談にいらして下さる方は、よく思い詰めているように思います。
 よく伺うのは、あれもこれも完璧にしないと、という完璧主義です。
 それが出来る仕事人としてやって行けている内は良いのですが、壁に当たったり、躓いた時に鬱になったり自信を喪失されるようです。
 そういう時にご提案申し上げているのは、完璧主義を少し緩めてみては、ということです。
 いい加減は、良い加減。
 手抜きも楽になるならOKです。
 完璧主義で息が詰まってしまっている方、少し緩めて見られてはいかがでしょう。

224.笑顔の功罪

2021.09.18

224.笑顔の功罪

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 笑顔がとても素敵な方もたくさん受診して下さいます。
 最近多いのが、笑顔は素敵なのに適応障害になってしまうケースです。
 私が若手の頃は、過剰適応と申しまして、つらいのに作り笑顔をする人達を楽にして差し上げる治療を教えて頂いたものです。無理しているのに気づいて頂くのも大切なことです。
 他方、笑顔が素敵すぎて、まだキャパシティがありそうとか、しんどくて仕事しているのに笑顔を見て、気楽にやっているね、と上司や同僚に誤解され、更に負担が増えている等というケースもあるようです。
 やっぱり無理、という時は社会性とともに周囲に負担軽減を相談されるのも大切かもしれません。
 笑顔の功罪も色々あるのだなぁと思うこの頃です。
 みなさまも、笑顔の効能を見直してみて頂いてはいかがでしょう。

【9月17日午後休診します】

2021.09.17

【重要なお知らせ】 台風14号接近のため、本日(9/17)午後、休診させて頂きます。 ご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い申し上げます。 院長

223.心のパーティションを取り払おう

2021.09.17

223.心のパーティションを取り払おう

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 人はTPO(時と場面)によって役割やペルソナが違います。
 例えば私も、当院では院長であり医師ですが、家に帰れば妻の夫であり子の父になりますし、母の前では子になります。研修をする時は講師になり、受ける時は生徒。役割の違いがあります。
 また、診療をする時のモード、音楽をする時のモード、文章を書く時のモード、ゲームをする時のモードなどそれぞれ違うでしょう。
 役割やペルソナの使い分けは必要なこともありますが、縦割りになって他の能力が使えないのはもったいないことです。
 昔ピアノを弾いていたのですが、あまり上手ではありませんでした。
 受験を終えて大学生になった時、受験勉強のノウハウで、基礎から粘り強くピアノに向き合ってみたら自分なりにでしたが飛躍的に伸びたことがあります。
 臨床動作法というセラピーの技法を学びました。オカリナを吹く時の緊張を動作法で緩めています。あまりそんなオカリナ吹きはいないでしょう。セラピーの技法だからセラピーにしか使えないわけではありません。  オカリナのプロになる時に、資格を持つことについて考えるように師匠に言われました。オカリナ吹きとしてはまだまだですが、精神保健指定医としての資格の責任性を考えるきっかけになったので、勤務医時代は措置診察に積極的に協力しました。
 これは音楽のことだから、これは勉強のことだから、これは医療のことだからと頭の中で分けていたものを取り払い、医療で学んだ体験を音楽に生かしたり逆をしたり、縦横無尽にいろんな体験を昇華させてみるととても有意義とわかりました。
 皆さんも、ご自分の中で決めてしまっているパーティション、少し除いてみられてはいかがでしょうか。

222.寝る前に10個自分を褒める

2021.09.16

222.寝る前に10個自分を褒める

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 先日、ある方と再会した所、表情も別人のように晴れやかでした。
 秘訣を聞いたところ、寝る前に毎晩、10個ご自分を褒めているとのこと。
 髪を乾かしたとか、朝起きたとか、些細なことでも褒めていくのがコツだそうです。
 みなさまもお試し頂いてはいかがでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分