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285.発達障害者支援法

2021.11.17

285.発達障害者支援法

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。

 発達障害者支援法という法律があります。平成17年4月1日から施行されています。

 かいつまんで言うと、発達障害に該当する方に対して、公立学校などでは、合理的な配慮を「しなければならない」と規定しているものです。
 書字障害のある子どもに板書を強要しない、タブレットで板書を写真として撮っても良しとする。意味がなかなか理解できない子どもには、問題の問う意味を伝えるチューターを配置しても良い(答えやヒントは与えない)。試験などに際しても、予め申請すれば、それらの配慮が合理的と認められる場合は、「しなければならない。」

 医療の確保、合理的な支援、啓発などを規定しています。

 もしかして、発達障害があるのでは、というお問い合わせは老若男女頂いています。当院には非常勤ですが臨床心理士等心理スタッフを置いており、WAIS,WISC等の検査も施行しています。

 必要に応じ、評価し、支援や配慮について提案させて頂いております。

 該当しそうな方はご相談頂ければと思います。

284.竜王

2021.11.16

284.竜王

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 将棋棋士の藤井聡太さんが、先日の竜王戦七番勝負に勝利し、竜王となりました。
 竜王というのは将棋の駒で、飛車という縦横に動ける駒が、敵陣に成り込んだものです。今風に言えばレベルアップだったり、「進化」して、斜めにもひとマス動けるようになり、将棋の中では最も強力な駒になります。
 将棋界最高峰のタイトルとして、最強の駒を銘しているようです。

 竜王奪取によって藤井さんは史上最年少4冠と同時に、将棋界での首席となったわけです。
(なぜ竜王四冠で首席かというのは席次の問題なのですが、棋士の席次の決め方は本稿の本筋ではないので、将棋連盟のHPなどをご参照下さい。)

 将棋の読みの深さが、既存の棋士にあり得ないほど深いという将棋の技術もさることながら、藤井さんは、この弱冠19歳という若さでいて、人格面や発言内容が非常に謙虚で大人びておられるように思います。このことには親ほどの年代になっている私も、我が身を振り返らざるを得ません。

 常に将棋の神様、将棋の真理と向き合っているからこそ、どれだけタイトルが増えても傲慢にならずにいられるのでしょう。

 爪の垢をもらってきても、なかなか足元にも及びそうにありませんが、私も命や心と向き合う医療人ですから、私自身、少しでも謙虚さを持ち続けられるように、竜王を見習いたいと思いました。
 

283.Long COVID

2021.11.15

283.Long COVID

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 世俗にコロナ鬱などという造語もありますが、先日、九大の感染症の大事な所に関わっている先生のご講演をうかがったところ、Long COVIDとか、コロナ感染症が長引くことによる呼吸不全や疲労感の延長だけでなく、抑うつ症状が30%超、不安症状も10%超あるようです。感染症の専門家から見ても心療内科医が果たすべき役割は多いようです。

 コロナで交流やストレス発散が減って辛い、という方も、専門家から見ても心療内科の相談を受けた方が良いということのようでしたので、当院でも積極的にそういう方のニーズに応えて参りたいと考えています。

 もしよろしければどうぞご相談頂ければと思います。

282.切に生きる

2021.11.14

282.切に生きる

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 作家で僧侶であった瀬戸内寂聴さんが亡くなったそうです。99歳とか。

 知り合いの中では成瀬悟策先生より年上だったのかとか思ってしまいました。

 その功績をたたえる番組も多い中で、彼女の言葉に「切に生きる」というものがありました。
 一瞬一瞬の今を大切に生きる、という意味だそうです。

 クリニックを経営していくのも必死ではありますが、相談に来られる方も、わらをもつかむ思いでいらっしゃることかと思います。切に生きる、という気持ちで、ご来談の方にもお目に掛かっていこうと、また心を新たにしています。

281.自分にOKを出そう

2021.11.13

281.自分にOKを出そう

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 鬱になる方は自己効力感が低くなりがちのようです。

 少しでも良くなるのに、些細なことでも自分にOKを出してみてはいかがでしょう。

 朝ちゃんと起きた、OK。
 歯磨きできた、OK。

 そんなの当たり前じゃないかと言うことにも、OK。

 その積み重ねが自分を褒めたりねぎらうことになるのかなと思っています。

 お試し頂いてはいかがでしょう。

280.虹

2021.11.12

280.虹

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 降ったり晴れたり、変な天気が続きましたが、きれいな虹の写真を頂きました。

 雨も必要だし、雨が上がると虹も架かる。
 水蒸気と光の屈折と言ってしまえばそれまでですが、外虹まできれいに撮れるのも珍しいかもしれません。

 心が土砂降りでもご相談の後に、少し光が差してくれたらな、と思いながら診察に臨んでいます。

279.甘やかす

2021.11.11

279.甘やかす

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 甘やかす、というと、しつけをきちんとしないとか、ルール違反を咎めないようなイメージもあるかもしれません。甘やかしてはいけない、などという風潮の中きちんとすることは確かに美徳でしょう。

 しかし、それが自分を責めすぎて鬱になってしまうようでは仕方ありません。

 疲れた時、よく頑張った時、ご自分を甘やかしてはいかがでしょうか。
 具体的には嫌いでなければ甘くて美味しいスイーツを自分のために購入し、食べるのです。

 糖分はプロ棋士の対局でも差し入れられるように、脳の栄養です。叡王戦就位式でも、藤井聡太新叡王は「糖分を補給しつつ対局出来た」、とスポンサーの不二家に感謝の言葉を述べました。
 実際に脳科学として脳の栄養はショ糖と酸素であり、その糖分補給はリーズナブルと言えます。

 もちろん、真夜中はお勧めしませんし、歯磨きも必要ですが、疲れた時には自分に甘い物を与え、甘やかしてみてはいかがでしょう。

278.銀木犀

2021.11.10

278.銀木犀

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 先日街を歩いていたら、ふと銀木犀にも気がつきました。残念ながらあまり匂いがしたわけではなく、たまたま視野に入りました。
 街の銀杏もだんだん黄色くなってきています。

 秋の深まりを感じます。

 みなさまは、道すがら自然の変化をお感じになっていますか。

277.アマティ

2021.11.09

277.アマティ

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 先日は、ヴァイオリンとピアノのデュオコンサートに行ってきました。

 ヴァイオリニストは三上亮さんという素晴らしいソリストでした。ピアノは藤島彩さん。
 内容やお二人の技術も素晴らしかったのですが、演奏して頂いたヴァイオリンは、アマティの1628年作でした。
 1628年!

 概算ではほぼ400年!その頃日本は、三代将軍・徳川家光の治世ですね。

 その時代の名工の作品が、様々な演奏家の手を経て、日本で演奏されていると思うと、感慨深い物があります。

 芸術の秋、良い芸術や良い演奏に触れ、また診療を頑張っていきたいと思いました。

276.11月は過労死防止啓発月間

2021.11.08

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 前回、児童虐待防止推進月間と書きましたが、ニュースによれば、11月は過労死防止啓発月間でもあるようです。勤労感謝の日が設けられているから11月になっているのでしょうか。
 労働は国民の義務ではありますが、健康や生活を保つのに適度な労働が望ましいと思います。

 開業してびっくりしているのは、ここまで適応障害で仕事を休業する人が多いのかということです。

 労働者の方も、事業主も方も、この労働は適法であるのか。また毎日自分は意欲を持って就労できているのか、立ち止まって再考して頂いても良いのかもしれません。

 厚労省の関連ページをリンクしておきます。どうぞご覧頂ければと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000053725.html

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分