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786.流れを信じてみる

2023.04.09

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 人の集まりというものは、離合集散を繰り返すものです。
 何事にもタイミングというものがあり、流れが隆盛している時もあれば、細っていく時もあります。

 大事なのはその流れを恨んだり、怒ることなく、その流れにはその流れの先があることを信じることだと思っています。

 勤務医時代は北九州や佐賀でも研究会を開催していたのですが、極端な時には1名しかお出でにならない時もありました。
 人が集まらないと、何だかそっぽを向かれたような寂しいような気持ちになるものです。

 しかし、逆の発想もありだと思うのです。
 この人は来てくれた、とも言えます。
 では、出席の意欲のある人に自分の提供出来るだけの最大のものを提供しよう、と思ってベストを尽くしていくと、それはそれで少数精鋭なりの深い体験が出来ることがあります。
 また、ドタキャンする人、何らかの事情で欠席せざるを得なくなる人もいますが、その人が来なかったおかげでその人がいると話しづらいと思っていた他の人が口を開くこともあります。それらも大きな流れなのかなと思っておくと、アクシデントやキャンセルも、そういう流れなのだと思って捉えることが出来ます。
 海の波に逆らうことは出来ず押し返すのも人力では無理です。私達が出来るのはせいぜい、その波に乗って推進力にすることくらいです。そうであれば流れに逆らわず、むしろ流れを信じてそれに乗る方が、気分的にも良いし、より良い結果につながると考えています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分