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773.能率低下

2023.03.28

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 うつ状態になってくると、仕事のスピードが落ちたり、記憶力も低下したりします。
 当院に来られる患者さんにそれをお伺いしますと、50%以下と言われることが多いように感じます。

 作業スピードが半減すると単純に計算して同じ業務に掛かる時間が倍になるため、上司や同僚からは、仕事が進んでいないと見られますし、適応障害や鬱になっていると上司が気づいていない場合は、何をやっているのだとか、手を抜いているのではないか、という叱責をもらってしまう場合もあります。そうなると更に能率が落ちるため、悪循環に陥ります。

 そのような状況ですと、視野も狭くなるし、判断力も不正確になりがちなので、周囲の助力を求めることも後手後手になり、気づいた時には焦げ付いてしまっていると言うこともありがちです。

 自分の仕事のスピード低下していないか、時々チェックすることが必要です。3割くらい下がってきた所で心療内科や精神科に受診して頂くのが理想的と私共は思っていますが、5割でも、とにかく下がったと思ったら、一度ご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分