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386.自らの決断を実行する

2022.02.26

386.自らの決断を実行する

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 様々なご相談を頂いていると、親による不適切な取り扱い(マル・トリートメント)や、ドメスティックバイオレンス(DV)、いじめ、パワーハラスメントなど、相手が結構ひどいものも多くあります。
 もちろん、無力な子供さんなどは、児童相談所等の保護が必要なこともあるのですが、逆にそういう影響が大きいとしても、成人してしまえば自分の人格形成は他者からみればご本人の責任と見做されます。

 心療内科医としては、それらの背景や思いも大切に聞かせて頂くのですが、今後を考えると、その行動は誰かにさせられたものではなく、自己決断で行ったと考えることが必要になってきます。自らの決断として実行するためには、

・そのことは自分にとって必要か
・そのことは自分にとって有益か
・そのことは自分がやりたい(やって楽しい)ことか
~苦しい練習でも素晴らしい結果を見据えているものは本稿ではやりたいこと、楽しいことに含むことにします~。

などについて検討し、必要で有益なことはやって良いと思われます。

 緊張のある家族や、過去の気持ちが精算できていない相手に、優しくしたり関わったりする時はどうしたら良いでしょう?

 未精算な気持ちがあったとしても、それを必要もしくはやりたいと思って自分の責任で行動することが大切ではないでしょうか。要するに、自己の行動を人のせいにしない、ということです。

 過去について様々な葛藤があったとしても、自らの決断を実行している、という風に生きていくと、少なくともその決断からは、地に足が着いた日々になっていくのではないかな・・・と思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分