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343.三つの合い言葉(「魔法の言葉」)

2022.01.13

343.三つの合い言葉(「魔法の言葉」)

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 施設の児童間暴力などに対して安全委員会などの措置を講じる活動をしておられる田嶌誠一先生(九州大学名誉教授)の論文によりますと、暴力を振るわないようにするための魔法の言葉というのがあるそうです。

 それは、

1.叩かない、口で言う
2.やさしく言う
3.相手が悪くても叩かない

 というものです。

 暴力禁止の明確な提示とともに、指導者・職員ともこの3つをそらんじて言えるようにしておく、というものです。
 田嶌先生は、「暴力やトラブル対応にあたって周囲の複数の大人が同じフレーズで同じことを言うことで、子どもたちにとっては社会的体験となる。」と述べておられます。

 施設内暴力だけならず、子どもが言うことを聞いてくれないと手が出てしまうことがありますし、我々も注意する必要があるかもしれませんね。

精神療法第47巻第5号、p600

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分