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1386.長の役割

2026.04.16

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業しております、まつばら心療内科の松原慎と申します。

 年度が改まっています。
4月から、入学・入社・異動・転職など、気持ちを新たにして頑張っておられる方も多いのではないかと思います。

ゴールデンウィークを過ぎた頃から、例年、適応障害やうつ状態の方のご相談が増え始めます。

その際によく聞くのは、「今辞めては職場に申し訳ない」というお話です。
いかにも日本人らしい、組織の和やバランス、規律を重んじる考え方です。

 しかし、少し立ち止まって考えてみていただきたいと思います。
確かに、迷惑をかけたくない、我が儘と思われたくないというお気持ちはよく分かりますが、体調を崩してまで尽くさねばならないことでしょうか。

 職場には、課長や部長、人事課長といった「長」の役職を持つ方がおられます。職位が上の方はそれなりの責任をもって、相応の報酬を受けているはずです。であればこそ、職場の環境調整や人員配置は本来その方々の責任であり、体調を崩してしまった方の責任ではありません。

全体を重んじる気持ちは尊重したい一方で、責任者はその責任に見合った役割を担っているという、ややビジネスライクな視点も必要ではないでしょうか。

健康を第一に、少し重く捉えすぎないよう、考え方を和らげていただけますと幸いです。

 
一人で難しい方は、ご相談いただければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分