1036.トリケラトプスはなくならない
2023.12.15
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
心療内科学会では、大会長が尊敬する恐竜博士、真鍋真先生(国立科学博物館・副館長)の講演がありました。
以前も、ゴリラ学の講演で、非常にセラピーに役に立ちましたから、今度も何か役に立つかと思って聞いてきました。
恐竜の世界は、何億年も前の化石でありながら、毎年のようにアップデートされており、その発展は日進月歩、油断のならないものです。
恐竜にカラフルな色が着けられるのは、その表面の電子顕微鏡で見た時の配列によって推測が可能だということもわかりました。
質問の時間を頂いたので、トリケラトプスはなくならないのか、ということを真鍋先生にぶつけてみました。
結論を申しましょう。なくならないそうです。
もともとのトリケラトプスなくなる説というのは、トリケラトプスはトロサウルスの子供じゃないかという話があり、全部トロサウルスになるのではないかという説です。シノニムということがあり、同類のものは、先に発見・命名されたものを残すそうです。そういう意味ではトリケラトプスはトロサウルスより先行しているため、トリケラトプスが残る、というご見解でした。
やっぱりなじみのあるティラノサウルスやトリケラトプスは、そのままでいてほしいなぁという個人的な願いがあり、正当な学者さんにそれを確かめることができて安心いたしました。
みなさんも、興味があれば、新しい恐竜の絵本や図鑑を手に取ってご覧になってみて下さい。