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176.簡易ポリソムノグラフィー検査に対応しました

2021.08.02

176.簡易ポリソムノグラフィー検査に対応しました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 さて、当院は心理療法を主として提供していく心療内科・精神科です。検査できるのは血液検査と心電図位なのですが、心身の外来に必要な検査が一つ増えました。
 簡易ポリソムノグラフィー(PSG)です。
 これは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングに必要な検査です。
 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、夜間に、呼吸が止まったりいびきをかいたりして、呼吸をしていない無呼吸の状態になったり、呼吸が低下している低呼吸の状態になったりする病気です。原因は閉塞性・中枢性等いろんな分類があるのですが、当院の機能上、現実的に対応しているのは閉塞性のSASです。
 無呼吸低呼吸指数(AHI)という数値があり、これが5以上になるとSASと言われます。
 簡易PSGでは40以上を示した時に、CPAPマスクによる治療を始めることが出来ます。
 私は、本来の専門は「催眠」でしたが、前職の福間病院で初めてSAS診断の重要性を指摘して、同院にPSG検査やCPAP治療を初めて導入しました。以後、徐々に医局の先生方にも浸透させていくことが出来、今では広く周知されています。
 と、いうわけで、体重増加やいびきの指摘などで気になる方はお申し付け頂ければ検査させて頂きます。
 具体的には、当院で指示書を書き、検査業者から宅配で自宅に検査キットが届けられます。寝る時に装着して起きて返送用の箱に入れて送り返せば完了です。費用は3割負担で2700円、1割負担で900円となっております。
 AHIが40未満で、さらに精密検査が必要な方にはfull PSGという検査があります。その際には可能な病院等をご紹介できます。主たる悩みは鬱やカウンセリングで無呼吸検査も受けてみたい方など、お気軽に簡易PSGの検査をお申し付け頂ければと思います。CPAP治療を行う場合の継続的な指導も出来ますので、ご安心頂ければ幸いです。

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