ブログ

893.Merseburg(メルセブルグ)の三徴

2023.07.25

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 バセドウ病、この病気は、英語圏ではGraves病とも言われる自己免疫疾患で、甲状腺機能亢進症の7割を占めると言われます。1:7程度女性に多い病気です。
 びまん性甲状腺腫大、眼球突出、頻脈をMerseburg(メルセブルグ)の三徴と言います。

 この病気のメンタルヘルスの特徴は、感情に過敏になったり、怒りっぽくなったり、睡眠障害になったり、疲れやすいために最後までやり遂げられなかったりします。集中力低下で成績が下がることもあり、本人のやる気のなさとして責められることもあるようです。
 当院では、初診の方には甲状腺機能と副腎皮質機能の障害の有無を判断するために採血させて頂くように努めています。心療内科でも採血があるのすか?と聞かれることもあるのですが、心療内科だからこそ、身体疾患の有無を最初に除外することは必要不可欠ではないかと考えています。
 受診して頂く皆様には、ご理解とご協力をお願い出来ればと思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分