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617.眠りと入浴

2022.10.13

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 人の体温は、午後から夕方にかけて最も高くなります。それから低下していき、夜明け前に最低となります。入眠しやすいのは体温が下降する時期で、体温が上昇する時期には入眠しにくいことが、研究によって分かっています。
 入浴して体温を上げておくと、体温が下がるにつれて、すみやかに眠ることが出来ます。しかし、就寝前30~60分に熱い湯に入ってしまうと、入眠時刻になっても体温が上がったまま下がらず、却って寝入りにくくなります。しかも、熱い湯は身体に負担がかかるばかりか、交感神経系を活性化させますから、入眠の妨げになります。
 就寝前30~60分に入浴する場合は、40℃前後のぬるめのお湯がお勧めです。

 お風呂に入るにも、生理的リズム、交感神経系にも配慮し、寝やすい条件を整えられるよう、出来ることからして頂いてはいかがでしょう。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分