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515.空梅雨

2022.07.03

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。

 梅雨入りしたのにあまり雨が降らず、夏の水量が心配なくらいになりました。

 お天気が崩れると気持ちも沈むので晴れた方が気分は良いのですが、何でも程度があるわけで、晴れも続きすぎると問題です。

 適度に雨も降らないかなぁと思っています。

514.心身医学総会へ参加してきました

2022.07.02

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 先週、幕張で行われた第62回心身医学総会に参加して参りました。
 一応発表もし、座長も務めさせて頂きました。

 過敏性腸症候群の福土審理事長の講演や、機能性消化管障害に関する内科の先生の講演など、非常にためになりました。
 会長講演は、会長なりの切り口で心身医学の歴史と展望に触れ、貴重なお仕事を沢山された先生なんだなと尊敬の気持ちを新たにしました。

 発達障害に関しての教育講演でも演者の先生に質問でき、参考になる処方箋を教えて頂きました。

 やはり、一堂に会して学び合うとは良いものです。
 アップデートした知識を活かして、また皆様のお役に立てるように務めて参りたいと思います。

513.七月

2022.07.01

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 七月になりました。
 七月というと、学生さんは期末テストとか夏休みが待っているかもしれません。

 誰でもテストは嫌だなとか、休みは待ち遠しいとか、思うのでしょうが、長期休暇は生活リズムが乱れやすいので注意が必要です。

 企業によっては7月付の異動などもあるようで、異動がなかったからがっくりしたという人も、異動になったから辛くなったという人もあるようです。
 学生、社会人、それぞれに色んなことが起こる時期と言えます。

 いずれにしても、よく眠り、よく食べ、ストレスを貯めぬよう、心がけて頂ければと思います。

512.我が子の評価

2022.06.30

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 我が子を見て、まだまだ、と思うことは良くあります。しかし、2~30年経験値が違うわけですから、それで当たり前です。問題は、子供が思春期なり、成人して来ても、まだまだ、と思い続けることです。
 まだまだな部分は確かにあるとは思いますが、潜在能力なり、当時の年齢の自分と比べてみて、優れている所はあるのかもしれません。まだまだ、まだまだ、と言って押さえ込むことは、逆に年少者の経験機会を奪っているかもしれないのです。多少こけることも含めて、やらせてみるのも大事なことです。

 元ソフトバンクの工藤監督は、ピッチャー時代、城島捕手を育てるために、一旦言いなりに投げてみる、ということをしていたと言います。そのリードじゃコースも球種もばれてしまうから、多分打たれる。分かっているけれど、首を横に振らずにそのまま投げて痛打される。なかなか出来ることではありません。でも、実際その通りになったでしょ、と言う事実を経験させて育てる訳です。城島捕手がその後成長しメジャーでも活躍したことはご存じの通りです。

 なかなか、大人物たる工藤監督の域まで、若手や子供を信じるのは難しいのかもしれませんが、もしこのブログをご覧頂いてお気づきになる方がありましたら、少しだけ、我が子や若手を信じてみても良いのかもしれません。

511.アセスルファムK

2022.06.29

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 お酒は治療の妨げになるため、出来るだけ禁酒をお願いしております。
 ノンアルコールビールなどももてはやされていますが、注意が必要です。
 日本製のノンアルコールビールのほとんどは、多く飲むと下痢気味になります。
 その理由は、アセスルファムKという甘味料が入っているからです。大腸がアセスルファムKを異物と認識するために下痢しやすくなるというものです。異物なのだから異物として認識するのは生物としてはリーズナブルな反応です。
 清涼飲料水にもアセスルファムKが入っているものがありますから、今一度、成分表をよく確認して頂くことがお勧めです。割と好きだった清涼飲料水にこれが入っていることを知り、残念ながら飲むのを止めたこともあります。

 ノンアルコールビールなどを飲む際もアセスルファムKの入っていないものを探して召し上がって頂ければと思います。

510.自分の感情を認める

2022.06.28

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 認めてしまうと、よりいっそう自分が惨めに感じたり、保てなくなる時、その感情を押し殺してしまうことがあります。こういうことを否認と言います。
 私の場合、さびしんぼうでしたから、大切な人が自分の前から去る時に、それはさびしいのだ、と言うことを素直に認められたのは、九州に来て、師や仲間に恵まれて、もう寂しがらなくても良いのではないか、と思った時でした。さびしい気持ちを認めるために寂しくない充足した状態である必要がある、という何とも矛盾した状態だったわけです。
 逆に、そういう気持ちを受け入れ、認めるにはエネルギーも勇気も要ります。自分の中の感情を認めることが出来るのは一つの強さとも言えましょう。

 エネルギーも勇気も必要な自分の感情を認めることですが、良いことがあります。それは認めたからこそ次のステップに進めると言うことです。一旦素直に認めることによって、だからどうしていけば良いのか、と言うことを考えることが出来るでしょう。

 少し乗り越えるのに大きな壁になるかもしれませんが、乗り越えられると大きな視野が広がります。
 そういう時に少しプロフェッショナルの援助が必要でしたら、どうぞご相談下さい。

509.きまり

2022.06.27

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 人を支えていく、というのはそれなりに技術も労力も必要な仕事です。
 切迫した希死念慮など緊急時には、他のことを止めてでもお助けすることがあります。
 しかし、いつも緊急事態で通常業務の優先順位を入れ替えざるを得なくなると、日常診療に支障を来すことになります。
 一定のきまりを設け、お客様にも合理的なルールをお守り頂くことは、全体の安定を生み、ひいては当事者ご本人のためにもなります。

 そういう意味では時間外の診療は行いませんし、遅刻された場合は予約の方を優先させて頂いています。また、お電話によるご相談は基本的には受けておらず、副作用等のお急ぎの相談にのみ応じています。気持ちが不安定になった、愚痴を聞いて欲しい、等も大事かもしれませんが、電話が塞がりますと他の方のご予約の対応等が困難になるため、お電話についても極力5分以内とお願いしております。
 すべての患者さんを公平に大切にしていくためのきまりごとになりますので、どうぞご理解頂けますと幸いです。
 お話を長目に聞いて欲しい等は、枠があれば公認心理師や相談員もスタンバイしていますので、それについてもご相談頂ければと思います。
 

508.抱き枕のススメ

2022.06.26

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 自閉症の治療の所で、起きているときでも(例えば読み聞かせや電話)、抱き枕を抱いていると落ち着くと言うようなデータをお示し頂きました。十把一絡げに何でも抱き枕で解決するわけではないと思いますが、触覚などで安心感を得られるのは貴重なことなのかなと思いました。 
 もちろん、睡眠時にご使用頂いても良いと思います。

 寂しさとか、落ちつかなさをお感じの時、抱き枕をお試し頂いてはいかがでしょう。

507.精神神経科学会に参加してきました。

2022.06.25

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 先週、福岡市で行われていた精神神経科学会に参加してきました。
 自閉症、発達障害のシンポジウム、睡眠薬の適正使用、精神科医と産業医の連携、指導医講習会と、真面目に聞いてきました。

 最新のデータや論文に触れられるのは貴重な機会です。

 また、アップデートした知識を活かして、皆様の臨床と向き合って参りたいと思います。

506.ヴェンチレーション

2022.06.24

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 本当は、自分の実績や内容をよく見て欲しい。もっと対等に公平に扱って欲しい。などと思っていても、相手が高圧的だったり、多忙だったり、目上の人だったり、聞く耳を持たなかったりすると、なかなか伝わらず、自分の中に鬱屈した感情をため込むことがあります。
 スポーツや歌などで上手く発散できれば良いのでしょうが、それが機能しない時は鬱憤をためてしまうことがあります。
 あまり鬱憤をため込みますと心身をむしばみ、喘息やら胃潰瘍やら、過敏性腸症候群やら、本格的な心療内科の症状につながりかねません。

 そういう時に必要なものがヴェンチレーションです。日本語で言うと風通し、でしょうか。

 カタストロフィーの稿でも書きましたが、家族や大切な人との関係はあまり破壊的にしない方が望ましいです。ため込んで大爆発というのが最も避けたい表現です。小出しにすることも大切ですし、理性的に訂正してほしいことは話し合うなども重要です。こうやって鬱憤をためずに、表出したり、提案したりして良ければ、上手くヴェンチレーション出来たと言えましょう。

 何か、鬱憤や不満がたまっているとお感じの時、ヴェンチレーションをお考え頂いてはいかがでしょう。具体的な方法が知りたいときは、診察の時にご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分