724.私は私
2023.02.07
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
世の中には自分より知識や経験が豊富な方なんて一杯います。
相手を純粋にリスペクト出来るならば良いのですが、自分と比較したり、自分を卑下したりして、自分を貶めて気持ちを落ち込ませてしまうようでは困ります。優れた人とお会いする時は、純粋な敬意を持ち、その人と交わることが出来る喜びに焦点を当てて、その時間を楽しく有意義にすることが重要です。
もちろん、自分の課題をあぶり出したり、それを克服しようと努力することは重要なことではあります。しかし、それは、自己成長の過程として楽しんで行うべきことです。自分にダメだダメだと思いながらするのは止めておいた方が良いでしょう。
そういう場合の心構えとしてお勧めしたいのは、「私は私」、と考えることです。
私は私、と考えていれば、他人様と自分を比較して落ち込むことはありません。
隣のバラは赤いなどとも言いますが、そういう時こそ私は私。比較対象することなく、自分自身のペースで歩まれてはいかがかと思います。
732.胡蝶蘭の花芽
2023.02.06
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
開業のお祝いに頂いた胡蝶蘭は、置ききれないものは時期を置いて大切な人に差し上げたり持ち帰ってもらったりしました。生き残りの一部を自宅に置いているのですが、3年目に入り新しい花芽がぼつぼつと出てきています。蘭の生命力に驚かされます。
花の開花も生命の神秘のように思います。
気づかない間に光合成などで着々と次の季節の準備をしているのは見事と言うほかありません。
全部咲くかは分かりませんが、今年も一部は開花すると思うので、今から楽しみに待とうと思います。
731.発散
2023.02.05
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
みなさんは、ストレス発散の方法を何かお持ちですか?
スポーツ、武道、音楽、演劇・・・。様々な発散方法があると思います。
仕事や家事、子育てが煮詰まってくると、イライラが高じてしまうことがあります。ストレスを貯めすぎると、家族に八つ当たりしたり、冷たい態度を取ったりしてしまうこともあるかもしれません。
もっと発散した方が良いのではないか、というシチュエーションは時々見受けられることでしょう。
ここで注意が必要なのは、お酒を用いた発散はあまりお勧めではありません。飲酒は深い睡眠ステージを削ってしまい、嫌なこと等の処理が先延ばしになってしまい、抑うつ的になるリスクが高いからです。
体を動かす運動、ダンス、スポーツ等、健康的な方法で発散が出来れば良いのではないかと思います。
みなさんも、何か発散方法をお試し頂いてはいかがでしょう?
730.自分の姿
2023.02.04
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
先日は、和光音楽アカデミーマジョルカホールでオカリナのコンサートをさせて頂きました。沢山の方にお越し頂き、誠にありがとうございました。
さて、記録用に動画などを残しているのですが、反省会をしてみると、自分の姿や演奏、MCを見直します。
なくて七癖あって四十八癖と申しますが、自分を客観視すると、要らない所でお尻を掻いていたり、MCが早口だったりと、まだまだ立ち振る舞いに改善の余地が沢山あるなぁと思いました。書き出したら、沢山あるのですが、反省会を公表してもしょうがないので、自宅で粛々と振り返ろうと思います。
自分の立ち振る舞いや話し方が、十分伝わるものであるかはとても大事なことですし、見返すのはとても勇気が要ります。
しかし、何かを変えたい時や改善したい時、思い切って自分の姿を、写真なり動画で撮影してみても良いかもしれません。きっと沢山の発見があると思います。ただ、心身共に勇気が出るというか、元気な時にした方が良いですし、誰かとご覧になる時は毒舌辛辣な相手よりは、沢山気づくのは良いとして、応援的なコメントを頂く方と一緒の方が良いでしょう。
729.鬼
2023.02.03
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
はやりのアニメですと、鬼滅の刃なんてのがあるそうですが、おとぎ話の昔から、鬼というのは怖い存在でした。桃太郎辺りから始まる我々の鬼ですが、最近の鬼は超能力的な戦闘力に長けたものもいるようです。悪魔、という存在が、天界追放だったり、天使との対になっていたりという観点からいうと、どうしても悪魔は西洋的な世界観の範囲を出ない印象ですが、日本の悪役と言えば鬼ですよね。
鬼は、心の醜さや恨みなどを抱えた象徴的存在かと思います。
そういう意味で、渡る世間に鬼はなんとかとか、人間のネガティブは側面を鬼にたとえる比喩としても使われます。
人格形成も完成という終点はないと思われ、我々はいくばくかの未熟さを抱えながら生活しています。全ての人が未完成であるならば、誰にも大なり小なり心の中に鬼はいるものです。その鬼の激しさは、生い立ちや性格に起因する面もありますが、アウトプットしてしまうと、罵詈雑言や誹謗中傷も責任のある言葉として自分に返ってきてしまいます。
人様を傷つけると、後悔してしまうこともあります。
心の鬼が暴れ出さないようにするためには、普段から生活に余裕を持ち、過剰に自分を批判しすぎず、出来たことは素直に認めることが必要です。どこか、生活の中で心の余裕を失い、鬼が暴れ出しそうだとお感じの方は、一度ご相談頂ければいかがでしょう。
728.温度
2023.02.02
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
今年はまれに見る大寒波が九州にまで襲来し、寒いことこの上ない日が続きました。
私の勉強部屋は家の北側にあるため、暖房しないととてもではありませんが冷蔵庫みたいに寒くていけません。
そういう時に、お風呂に入って体を温めて見ると、失われていた仕事への意欲ややる気が復活してきたりします。
気温にせよ、体温にせよ、適切な温度調整って大事なんだなぁと改めて思いました。
寒すぎても暑すぎても、快適にはならないものです。
みなさんは、ご自身の温度調整をどのように工夫なさっていますか。
727.きさらぎ
2023.02.01
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
2月です。如月ですね。
中国でも同じように如月と書くようです。
日本語では「きさらぎ」と読みますが、衣更着、と、着ている衣服に更に重ね着をする寒い季節、というような意味があるようです。他の説もあるようですが、寒いので個人的には、やっぱり衣更着が原義なんじゃないかなぁと思っていますが、陰暦の2月は陽暦の2月下旬から4月に相当するので、「気更来(きさらぎ)」説、「生更木(きさらぎ)」説もやっぱり妥当なのかもしれません。
さて、R3年6月開院した当院も、21ヶ月目に入りました。
2月は節分もあり、旧暦でいう所の歳が改まる月でもあります。気学や運勢を気にする人などは1月より2月を大切にしている方もあるようです。
寒い季節は気持ちも塞ぎがちになり得ますが、皆様の心や体が少しでも温かくなるよう、職員一同務めて参ります。2月もどうぞよろしくお願い致します。
726.食事は楽しんで食べよう
2023.01.31
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
過食症に陥る時、空腹感だけでなく、口寂しさや空虚感を持っている人も少なくありません。そういう方は、自分の軸が定まっておらず、他人をうらやんだり比較したりしてしまいます。
いずれにしても、空虚感にさいなまれて食事をすると、どんどん食べ続けてしまいます。
食事は、生きていくのに必要な行為ですし、日常に欠かせないルーティンです。通常は3食頂くわけですが、出来ればその時間は楽しくありたいものです。
他の動植物の命を頂く、というリスペクトももちろんですが、本能的な欲に起因するものであれば、楽しく頂くのもリスペクトの一つになるでしょう。
家族や友人と食べるのであれば楽しく過ごすように心がけたいものですし、独りで食べる時も、食事にありつけたことに感謝しながら、ありがたく楽しんで食べられたら良いなと思います。
頑張っても楽しめない、という時は大変です。そういう時は、私共にご相談頂ければと思います。
725.満腹中枢
2023.01.30
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
心療内科の疾患には摂食障害があります。簡単には拒食症と過食症があり、細かく分けると制限型やむちゃ食い排出型、特定不能等の分類もあります。
過食をしてしまう場合、もちろんカロリー制限などに気を遣うことも大切かもしれませんが、実現困難な低カロリーを徹底しようとしても上手くいきません。その場合よく言われるのが、満腹中枢です。
満腹中枢は食後20分くらい遅れて刺激されます。
最近の人の食事は10分くらいのことも多いので、食べ終わってまだ食べ足りない、と思う時、次の食事に手を出さず、温かいお茶などを飲みながらゆっくり過ごすと良いでしょう。
そうすると、徐々に満腹中枢に刺激が行き、満足感が得られます。満腹中枢が働いてくるとそれ以上食べなくても大丈夫になるので、必要量を早く食べてしまった場合、20分くらい時間が経つのを意識されてはいかがでしょうか。
無理なく、適切な食事量が取れるのではないかと思います。
724.五つの力
2023.01.29
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
キャリア論の学者、米国の、ジョン D.クランボルツは計画的偶発理論を提唱しました。その中に、五つの力というものが示されています。
五つの力とは、
・好奇心
・持続性
・柔軟性
・楽観性
・冒険心
とのことです。
好奇心を旺盛に持ち、好きなことを続ける持続性も重要です。
状況の変化に対し、怒らず、腐らず、ピンチをチャンスに変えて楽しんでいけるような柔軟性、そして、何とかなるだろうと楽観視する、楽観性、課題にチャレンジする冒険心、いずれも大事なことのようです。
思えば、私自身最近、少し、冒険心というか、しっかりやりきる所まで詰められていなかったなぁと反省していますので、もう一度、五つの力を発揮して行くにはどうしたら良いか考えてみたいと思います。
ゆっくり、自分の今後を考える時間を持ち、悲観的になりすぎず、前向きに考え、そして、行き詰まったらよく寝る、ということも大事なのでしょう。
休息すべき時にはしっかり休息し、五つの力を発揮できるようにして行きたいと改めて思いました。