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725.満腹中枢

2023.01.30

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 心療内科の疾患には摂食障害があります。簡単には拒食症と過食症があり、細かく分けると制限型やむちゃ食い排出型、特定不能等の分類もあります。

 過食をしてしまう場合、もちろんカロリー制限などに気を遣うことも大切かもしれませんが、実現困難な低カロリーを徹底しようとしても上手くいきません。その場合よく言われるのが、満腹中枢です。
 満腹中枢は食後20分くらい遅れて刺激されます。
 最近の人の食事は10分くらいのことも多いので、食べ終わってまだ食べ足りない、と思う時、次の食事に手を出さず、温かいお茶などを飲みながらゆっくり過ごすと良いでしょう。
 そうすると、徐々に満腹中枢に刺激が行き、満足感が得られます。満腹中枢が働いてくるとそれ以上食べなくても大丈夫になるので、必要量を早く食べてしまった場合、20分くらい時間が経つのを意識されてはいかがでしょうか。

 無理なく、適切な食事量が取れるのではないかと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分