895.一乗寺ブリュワリー
2023.07.27
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
友人からお中元だったかに一乗寺ブルワリーのビールをもらったことがあります。
なかなか美味しく舌鼓を打ちました。
京都の精神科医高木俊介先生は、精神障害をお持ちの方も地域社会の中で暮らし続けるために医療と福祉を包括した在宅訪問支援を日本ではじめて実践なさいました。
そして、彼は、彼らのその生活に生きがいをもたらすために、障害をもっていても社会とつながっていられる場をつくとという目標を掲げて、この醸造所を立ち上げました。
デイケアやデイサービスを提供することはあってもクラフトビールの会社を作ってしまうという発想は、度肝を抜くものです。
しかも、麦から全て京都産。そのロゴマークも患者さんの作品だとか。
購入者も、生産者も、そこで働く障害を持つ人達も、全てにWin-win-winのプロジェクト。
すごいことなんだなと思い、尊敬の気持ちを持ちます。
私は、高木先生ほど飛躍した発想は持てていませんが、まずは、足元を固めてコツコツとやっていければと思います。