830.静観
2023.05.23
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
教えたように出来ていない後進とか、頑張っているけれど完璧でない部下とか、子供などが何かを始めると、上手く出来ているか気になって、ついつい口を出したり手を出したり、世話をしたくなることがあります。もちろん、それが奏効して上手く行くこともあるのかもしれませんが、一端教えた以上は、一度静観して本人にトライアンドエラーの体験をさせることも重要でしょう。
世話を焼きたい気持ちをぐっと我慢して、やらせてみることが有益かもしれません。
とても器の大きい師匠の一人に、何年も経ってから、生意気盛りに付き合って下さって、そうやって育てて下さったのですね、と伝えたら、にやりと笑って、やっと分かった?と返されたことがあります。ああ、この人には一生叶わないな、と心服した瞬間でした。
そこまで大きな器で相手を待つのはとても大きな器量人なのでしょうが、ワンテンポ、一呼吸でも静観出来ることが、相手を信頼したり伸び伸びやらせるきっかけになることもあります。
一端バトンを渡したら静観してみるのも吉かもしれません。