769.制限と創意
2023.03.24
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
制約があると色々なことがやりづらいため、色んな制限や制約を取り払うことが良いと言われています。
しかし、実際には難しいもので逆のこともあります。
身分制度で靴屋の子は靴屋にしかなれないというのはとても不幸なことかもしれませんが、制限されたことによって一流の靴屋を目指そうという風に吹っ切って修行して一流になる人もあります。
子どもの遊びなどでも、何をやっても良いよ、という風に投げかけると収拾が付かなくなりますが、けん玉しかダメ、という風に制約を加えると、ならば、と飛行機や日本一周、世界一周などを工夫することになります。
制限を加えたからこそ生まれる創意工夫もあるわけです。
だからといって自由を止めて何でも制限してみようといいたい趣旨ではないのですが、制限があることによって創意が生まれることがあり、時にその中に素晴らしいものがあることがあります。
何かのテーマを考える時に制限と創意という観点を入れてみるのも面白いかもしれません。