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741.50歳を過ぎても

2023.02.24

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 年齢を重ねると、だんだん柔軟性を欠いて、細かいことを面倒がってしまう場合があります。
 
 また将棋のネタで申し訳ありませんが、棋士でありながら観戦記者でもあった河口俊彦さんは大山名人をこう評します。

「少なくとも名人でいる間は、大山は悪役だった。棋士の大半が好感を持っていなかった。しかし、五十歳を過ぎ、会長になってから人間が少し変わった。ファンに誠意を持って接し、サービスの限りを尽くした。晩年はファンからの大山の悪口を聞いたことがない。」河口俊彦。

 今も、普及に尽力した人に与えられる賞は、「大山康晴賞」と言うそうです。これはアマチュア棋戦で優勝したとか、強さを表す指標ではなく普及への貢献で表彰されるものだそうです。

 喫煙者だったのに健康に悪いと言われたらその日にパタリとタバコを止めた、というエピソードでも知られる大山名人ですが、五十歳を過ぎてからファンサービスを高く意識して人柄も変えていったようです。

 人間いくつになってもその気になれば変化するものなのだなぁと感心しました。

 自分が変化しにくいことを年齢のせいにせぬよう、私自身も自らを戒めて行きたいと思いました。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分