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721.友達100人?

2023.01.26

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 一年生になったら、友達100人出来るかな、なんて歌があります。
 よく考えてみれば、まだ世の中について十分理解していない子供達に、割と無理な希望を持たせているんじゃないかと思います。
 小学校、中学校、高校、人によっては専門学校や短大、大学、大学院などに行くと思うのですが、友達が100人出来たことってあったでしょうか?

 気の合う人、合わない人がいるわけで、また、嫌いじゃないけど好きでもないとか、嫌だとは思わないけれど一緒にいたいわけでもないとか、色んな距離感があります。それぞれそれで良い、ということを教えてもらいたいものです。
 私自身、田舎の小学校の出身で、国立大学に行ったのは3人しかいませんでしたし、家庭の文化とか色んな面で合う人は少なかった気がします。今でも付き合いがある人は結局1名程度ですし、中学校時代の友人になるともう少し増えますが頻繁に連絡する人はいません。

 友達なんて沢山必要ないし、気が合うと思う人がほんの少しだけ居れば良い、というものではないでしょうか。

 友達と思っていた人もお互いの成長によって住む世界や考え方の方向性に相違が開いてくる人もいますし、成長したことによって新しいコミュニティの人と仲良くなることもあります。

 自分の特性に多少目をつぶってくれたり、相手の瑕に寛容でいられたり、それで尚且つ、話していてお互い興味深いと思えるのなら友達を続けて良いのではないでしょうか?

 友達の数は、別に人生がそれで査定されるわけでもありませんから、あまり気にせず、気の合う人を大事にして、気の合わない人も衝突や摩擦を起こさないように気をつけておけば良いように思います。

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