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623.silently walk out

2022.10.19

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 話の通じない相手を変えたい、という相談を受けることがあります。
 まあ、以前から似たようなことは書いたことがあると思うのですが、そういう方っているものです。

 先方様が勘違いをされていたり、要求される内容が違法であったり、あるいは歩み寄りのない一方的な内容を100%飲ませようとしてきたりと、色んなケースがあります。
 当方側が、法的正当性を持っていたり、正しくても、相手方が感情的になったり、元々相手をねじ伏せないと気が済まないタイプの方だと、こちらが論理的な反論をしたとしても、反論すればするほど逆襲を受けて非効果的になることがあるようです。

 話が通じない場合であっても自分が変わるしかなく、時間の費用対効果の所でもお書きしたように、刺激を与えずそっと去るのが一番です。そういうスタンスをsilently walk outと申します。端役の俳優さんのように、そっと静かに舞台から姿を消すのです。

 自分が道を譲るなんてとかなんで私の方が正しいのに、とお考えになることはあると思うのですが、そこに拘泥して時間を失うよりsilently walk outを実行し、自由闊達に生き生きと出来る時間帯を増やされる方が、より良い生き方につながるのではないかと思っています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分