577.寛永通宝
2022.09.03
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。日々元気に営業しております。
催眠療法をしていると、五円玉をぶら下げた糸などで掛けるのではないか、と想像される方もあるかもしれません。あながち間違いでもなく、この道具を、正式には「シュブリエルの振り子」と言います。たこ糸である必要も、五円玉である必要もなく、チェーンに宝石でも何でも良いですし、スピリチュアル系の催眠の先生だとそういう道具をそろえていたりします。私も実際にセラピーに使っているというシュブリエルの振り子を拝見させて頂いたことがあります。
五円玉は御縁でもあり、御縁というのは仏教でも使う言葉なので悪くないんじゃないかと思っていますが、穴の開いた通貨であれば何でも良いわけです。まあ、貨幣である必然性もない訳なのですが。
大正時代のコインなどにも穴の開いたものはあるのですが、寛永通宝なども面白いかなと思い、古物商から5枚ほど購入してみました。
300年ほどの間流通していた、寛永通宝。
色んな人の手に渡って、令和の世に現れたそれは、多くのドラマを連想させそうです。
貨幣は、専門的には商品交換の媒介物であり、
代表的な3機能があります。すなわち、
・価値尺度(値段)
・流通手段(携帯性が良いほど小さくて軽く、ある程度貴金属で価値を持つ)
・価値貯蔵(貯金が出来る)
です。
また、通貨は国が国民からの信用を得ていないといけません。
そういう意味では300年近く流通した寛永通宝は300年間信用されていたと考えても良いでしょう。
寛永通宝を手にして、今まで幾多の人の手を介してきたのかなどと、連想していました。