202.隣の花が赤いのは
2021.08.28
202.隣の花が赤いのは
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
鬱になりやすい方は、概ね自己評価が低いように思います。その特徴として、すぐに他人と自分を比べてしまうのがあります。もちろん、客観的な立ち位置を知ることは重要です。優れた人の実力を認めたり賞賛することも良いことです。
その上で、自分は自分で頑張ろうと思えれば良いのですが・・・。
残念なことに、他者を賞賛した後で、「しかるに自分は至らない」という論理に陥りがちのように思います。
これを、隣の花が赤いのは鬱の入り口、かもしれません、と申します。
世界一にならない限り、自分を認められない人は、たとえ世界一になっても、歴代のレジェンドと比べてしまったり、他分野の優秀者と比べてしまったりして、終わりがありません。謙虚さと向上心につながるのなら良いのですが、鬱の入り口になっている場合は、少し立ち止まっていただけないものでしょうか。
ナンバーワンでなくオンリーワンというのは有名なアイドルグループの歌だったと思いますが、ご自身がご自身であること自体尊重されるオンリーワンなのだ、というのをもう一度思い出して頂ければと思います。その上で、ご相談の必要な方は、しっかりお話を伺わせて頂こうと思います。