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201.自宅入院

2021.08.27

201.自宅入院

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 しょっちゅう休業診断書をお書き申し上げています。パソコンの自動変換が文言を覚えてしまいました。
 別にご相談の言いなりに書いているわけではなく、心理検査を行って該当する場合に書いているわけですが、該当者が続出しているということです。  で、お休み下さい、と言った後によく聞かれるのは、家でどう過ごしたら良いでしょうか。ということです。
 私が勝手に作った造語なのですが、「自宅入院」という言葉があります。自宅で入院患者のように過ごして欲しいという意味です。ご飯が作れなくてもOK。手伝いしなくてもOK。無理に勉強しなくてもOK。そんな感じの意味です。
 鬱っぽくなると、家に居るなら家事をしなければ、とか、家に居るから自炊をしなければ、と思ってしまう人が居るようですがこれをやると却って疲れてしまいます。
 一方で、一日中寝ていたら良いかというとそうでもないと思います。昼夜逆転は好ましくありません。
 朝起きて、パジャマから服に着替えましょう。朝寝も睡眠リズムを崩すのでよくありません。日中は体を縦にしておいた方が良いです(それも無理ならしばらく臥床が続いても仕方ないですが、臥床した自分を責めないようにして下さい)。
 精神科や心療内科病棟の入院に準じて過ごします。人の作ったご飯食べて良いです。朝はラジオ体操したければしてもいい。日中は、作業療法士さんの活動に合わせたような、漢字クイズや数独とかで良いので疲れすぎない程度の活動をします。マンガが読める人はそれでもいいです。試験勉強はまだしません。
 お昼も大体昼頃に食べます。午後も卓球とかちょっと活動をします。ゲームも悪くないですが疲れすぎない程度にします。
 夜も人の作ったご飯で良いので食べて、お風呂と歯磨きもします。そして、一日の終わりに、無事に終わったことをねぎらいながら寝る。悪いことしなかった自分を認めてよしよししながら寝ることです。もし上手いこといかなかったことがあっても、あまりくよくよしないでよく寝て明日考えたら良いです。そうやって規則的に睡眠をたくさん取るようにします。お酒は飲みません(入院に準じます)。
 薬は看護師さんが飲ませてくれるかのようにきちんと飲みましょう。
 休まれる時は、「自宅入院」体制でお願い致します。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分