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1087.マインドフル・イーティング

2024.02.03

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 先日は、恩師の野崎剛弘先生大会長の第63回日本心身医学会九州地方会に出席して参りました。

 肥満の予防には、認知行動療法が有効と知られており、野崎先生は九大病院で肥満外来をなさっていました。
 他方、近年、マインドフルネスという考え方が効果的と知られてきており、瞑想や足るを知るというようなことを活用しています。日本人は不思議なもので、左ハンドル車をありがたがるのか、内観とか良いものを自分たちで持っておきながら、逆輸入車のようにマインドフルネスなんて英語になると途端にありがたがります。マインドフルネス自体が西洋人が東洋思想を彼らなりに実践に組み入れたものです。

 まあ、その辺はさておき、実際に効果があるのであればそれはとても良いものだと思います。

 マインドフル・イーティングとは、ブログの字数で簡単に説明するならば、しっかり味わって、美味しく食べるという考え方です。丁寧に、おいしさを味合うと、ドカ食いしなくなるというようなことでしょうか。それの感覚を研ぎ澄ますために、瞑想等を用いていくわけです。

 私はマインドフルネスの専門家ではないのですが、催眠をやる立場から、自己催眠・変性意識を活用しつつ、感覚を研ぎ澄ます方法については自分なりの考えも持っています。ボディースキャンを行うなどは、別にマインドフル・イーティングでなくても自律訓練法の上級公式にも、空間感覚練習などもあるわけです。もちろん、最新のやり方に習うことも大切ですが、アップデートされた考え方を、自分が熟知した方法に採り入れて活用するのも有効ではないかと個人的には思っています。

 私もついつい体重が増えがちなので、これからも、常々、マインドフル・イーティングを心がけてみたいと思いました。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分