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050.睡眠時無呼吸症候群

2021.03.31

050.睡眠時無呼吸症候群

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。

 福岡市の六本松に2021年6月1日から心療内科のクリニックを開設させて頂きます、松原慎と申します。

 私は催眠の専門家なのですが、睡眠障害も大切にしています。

 うつや適応障害、色んな疾患で眠ることは一番の回復だからです。

 非常勤で熊本の病院へ週に1度通っていたことがあります。その時に、睡眠時無呼吸症候群の方に初めて会いました。肥満体型の方はすぐに睡眠時無呼吸症候群とわかりやすいのですが、高齢の男性でしたがそのケースは痩せておられてすぐにそれと気づきませんでした。あらゆる睡眠薬を試しても眠れないと言うため、眠れていないのではなくて熟眠感不足ではないかと考えました。その病院には当時、睡眠検査がありませんでしたので、専門の病院へ紹介した所、痩せ型なのに睡眠時無呼吸症候群だと言うことが分かりました。

 やっぱり医療は、気のせいにする前にきちんと検査するのが大事だと改めて知りました

 専門の検査というのはポリソムノグラフィ(PSG)というものです。簡易版と詳細版があります。

 結局そのケースはPSGの結果、睡眠時無呼吸症候群とわかり、CPAPマスクを装着され、とても劇的に改善しました。睡眠障害の重要性を認識した瞬間でした。

 その後、福間病院に奉職してから、動員では私が最初にポリソムノグラフィの検査を導入しました。私を皮切りとして、徐々に睡眠検査の重要性が単科の精神病院での認識されるようになったことは誇らしく思っていることです。  当院でも簡易版PSGは施行出来るように取り計らう予定です。

 寝たはずなのに寝た気がしない、と言う感覚がおありの方は一度ご相談頂ければと思います。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分