1100.弱さという強さ
2024.02.16
ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。
故日野原重明は、聖路加病院の院長だったり、音楽療法学会を牽引したりとバイタリティー溢れる方で、100歳になっても講演活動をされており、心療内科の黎明期を伝えるために池見先生とどういうやり取りがあったか、わざわざ福岡にいらして下さり、講演して頂いたこともあります。
100歳超えのスーパードクターですが、4階以下の階段は自力で上がるとか、ルールを決めていたと言います。
しかし、彼が長生きした理由は、身体が弱かったからではないかとも思われます。結核をやって徴兵が不適格になったという所があります。兵隊さんになるには、結核で肺の一部が潰れていた彼は弱かったと言えます。逆にその弱さがあったからこそ身体に気をつけて長生きしたのではないかと思っています。
私も良く、寝不足や業務過多になると口内炎を起こします。結構痛くて嫌なんですよね、アフタ性口内炎。
息子も最近なったので、体質が似たんだろうなと思います。
友人に肝臓が壊れるほど酒を飲む人がいるわけですが、同じ生活をしていたら私だったら、ヘルペスかアフタが必発でしょう。逆に言えば、そこまで行く前に身体が弱っているとアラームが鳴るわけです。それによってそれ以上の無理や不摂生をしなくなります。
弱さという強さ、自分が弱いことを自覚している方が長期的には強いのかもしれません。