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802.人は機械を使い、人は機械に使われない

2023.04.25

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 人は機械を使い、人は機械に使われない。
 これは私の信念でもあり当院の理念でもあります。

 人間が機械のフォーマット等の都合や故障の都合で振り回されることはありがちなのですが、出来る限りどんな高級な機械であっても、人間がそれを道具として使う立場なのであって、人間が機械に振り回されてはならないと考えています。

 スタッフから、方針を聞かれた時に、この理念を当て嵌めるように考えていて、看護師や心理士が機械に使われてしまわないように心がけています。もちろん医師もです。

 人間が機械の都合で使われている組織は良い組織とは言えません。システムを変えるか、何らかの改革を必要とします。人が機械を使いこなす理念で改革中ならまだ良いのですが、一向に改まらないのであれば、その職場と別れを告げるのも一つの考えです。そして、機械を使いこなすためには、アイディアやシステムの改良について人間側が常に創意工夫を考え続ける必要があります。
 そして、なんで勉強しないといけないのかという答えの一つに、どんどん高度になる機械を人間なりのアイディアで使っていくためには知識や経験をストックしていく必要があるから、ということになるでしょう。

 仕事がしんどいと感じる時に、それが人間関係や仕事の絶対量でないならば、機械に使われていないか、改めて振り返ってみられるのも、役に立つかもしれません。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分