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707.道を清める

2023.01.12

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。六本松地区で開業していますまつばら心療内科の松原慎と申します。

 最近、時間と気力と体力に余裕があれば、出来るだけ、近所のゴミ拾いをしています。
 やってみると、10分少々で終わるので、職員全員に音頭を取るほどでもないのかなと思い、粛々と独りでしています。568稿、火ばさみの所でも書いたのですが、火ばさみと携帯ゴミ箱を持ってうろうろしています。歳を取ったということなのかもしれませんが、別に自分が清掃したということを誇ることもないですし、単に道が汚いと悲しくなるし、綺麗だと嬉しくなる、ということです。

 天才バカボンのキャラクターにレレレのおじさんという人がいて、いつも道を掃き掃除しています。「お出かけですか?レレレのレー」というのが決め台詞なのですが、このレレレのおじさん、モデルは、仏教の周利槃特(シュリハンドク)ではないかと言われています。これと言った神通力のない周利槃特は、迷いを釈尊に相談した所、ひたすら道を掃き清める課題を与えられたと言います。私も、当院のロゴにありますように煩悩の多い人間ですから、いくら掃き清めても煩悩が消えることはないのですが、煩悩は消せなくても、落ちている吸い殻を清めることは物理的に出来ますし、物理的に清掃できただけでも少し気持ちが綺麗になります。

 今年も初仕事の前に、朝から近所一帯のゴミ掃除をして参りました。

 周利槃特ほどになれるかも分かりませんが、道を清めて、皆様をお待ちしたいと思います。もしも道に色々な物が落ちていた時は、追いついていないと思うので申し訳ありません。毎日出来るわけではなく、義務化してしまうとしんどい気がするので、出来るだけやろう、と緩く考えています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分