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195.熟眠感不足と鬱(うつ)

2021.08.21

195.熟眠感不足と鬱(うつ)

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 鬱の治療において良好な睡眠の確保は重要です。
 寝ても寝ても疲れが取れない。
 朝起きがすっきりしない。
 睡眠の質が悪いと感じる。
 途中で何度も起きてしまう。
 などのご相談があります。
 体重増加傾向の方などは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の存在も注意する必要があります。
 眠れない、というといたずらに睡眠薬が増えたと言って当院に替わって来られる方も少なくありません。
 しかし、当院では、疑われる場合はSASの検査を行い、また、リラックスして眠れるための動作法や自律訓練法など幅広く提供した上で睡眠薬も検討して参ります。ご希望の方には漢方で対応することもあります。
 睡眠の質が悪いと感じておられる方がおられましたら、ご相談頂ければと思います。

194.手洗いが非接触になりました

2021.08.20

194.手洗いが非接触になりました

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 ようやくですが、18日にお手洗いの水道が非接触になりました。
 コロナ禍になってから、各所から注文があるようで、開業前から数えると3ヶ月ほど遅れましたが、無事に非接触型の手洗いになりました。
 緊急事態宣言が再発出される見込みですが、当院では、換気、空気清浄機、来院者検温、アルコール消毒のご用意、オゾン発生器による院内雑菌の消毒、座席の消毒等、感染対策に力を入れながら皆様をお迎えできるように努めております。
 コロナ禍による人との接点の減少も、鬱っぽくなっている一因の方がいらっしゃるようです。
 安心してご相談頂ければと思います。

193.認知症のご相談について

2021.08.19

193.認知症のご相談について

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 時々物忘れのご相談を頂くことがございます。
 当院では改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)などを用いてしっかりと認知能力の測定をしています。
 当院にいらした場合のメリットは、1階に六本松通りクリニック様があることです。脳外科の専門医の先生が最新のMRIをお持ちですので、同ビルのよしみでしょっちゅうお願いをしています。六本松通りクリニック様の予約状況にもよるので、当院から勝手なお約束は出来ませんが、運が良ければ(空きがあれば)、同日に、当院で心理評価(うつ病かどうかの判定や認知機能評価)、六本松通りクリニック様でMRIと同時にサクサク進めることも可能です。
 脳と心の連携というわけです。ちなみに同じビルに薬局もあるので脳と心とお薬まで同じビルで済みます。
 ご自身やご家族の記憶力に自信がなくなってきたというご相談があれば、どうぞ当院をご利用頂ければと思います。

192.白か黒か

2021.08.18

192.白か黒か

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 白か黒かいずれかでなければならぬ。
 白でなければ黒だ。等と決めている人がいます。鬱のご相談の方に多いようです。
 白も黒もあるとか、灰色もあるとか。そういう風に考えて見ることって出来るものなのでしょうか。
 直線上に、白と黒の対立軸を置きやすい人が、立体的に俯瞰的に物を見ることが出来るようになった時、鬱から脱出する一歩目になるようです。
 ご自身の中に白黒の対立構造があるかもしれない、と思われる方は、少し立体的に見たり、流動的にご覧になってみてはいかがでしょう。視野が広がるかもしれません。

191.うつ病になりやすい人の認知と修正

2021.08.17

191.うつ病になりやすい人の認知と修正

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 自己評価が低くて、暇があると自己批判してしまう方がおられます。鬱になる方に多いようです。
 コップの水に半分、水が入っているとします。
 これを皆さんはどう陳述しますか。
 陳述、と申しますのは、脳の中でどう表現しているか、ということです。
 コップに水が半分入っている、というのはニュートラルな考えです。
 「半分しか入っていない」と述べる方もおられますし、「まだ半分もある」と述べる方もおられます。
 コップに水が半分入っているだけなのに、陳述の仕方にはその人の性格や経験によって相違が出てくると言うことです。
 「半分しか入っていない」という方は、自分がやり遂げたことを「これくらいはみんな出来ているから当たり前」「特別なことはしていない」などと仰ることが多いようです。こういう方がなかなか鬱が治りにくいのではないかと感じています。
 普段から、「・・・ない」より「・・・ある」という風に陳述できるように練習しておくことも大事なのではないかと思っています。しかない、という陳述の癖がある方は、まだある、のような陳述に直す練習をされてみてはいかがでしょう。そして、一日の終わりに、加点法で自分をねぎらうと、ちょっとずつ回復していくのではないかな、と思っています。

190.スポーツニュースの楽しみ方

2021.08.16

190.スポーツニュースの楽しみ方

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 先日久しぶりに大谷翔平選手がホームランを打ちましたが、一時期、朝起きると大谷選手がホームランを打っている、なんてことがありました。
 全てのアスリートが人格者ではなく、むしろ競技技術が問われるもので、人格者であることは求められてはいないとはいえ、やっぱり一流で長く務める選手にはどこか魅力があるものです。
 大谷選手も、若い頃から意識が高くナイスガイぶりは衆目の一致するところです。
 同様に、日本代表のキャプテンを長く務めた長谷部誠選手しかり、カリスマの本田圭佑選手しかり。若手では久保建英選手も期待されています。頭脳アスリートとも言える棋士では、藤井聡太二冠が、人柄面でも突出していることが知られています。
 私は朝のネットサーフィンの際、一流のアスリートが何を言っているのかと言うことをチェックすることにしています。
 負けた試合の時は、しっかり振り返った上で、もう次の試合に向けて集中している。と大体言います。
 勝った時はこの流れで行けるよう、またしっかり集中します。とか、良い内容に出来るように頑張ります等と言うことが多いようです。
 相手をさげすむこともなく、貶めることもないし、反省点についても卑下しすぎることはありません。
 永世七冠と一流の棋士である羽生善治九段も、勝ったとしても実績は関係ない。また一手一手読んでいくだけ、のようなことを仰っていたように思います。
 勝っても負けても忘れて次の機会にベストを尽くせるような準備に集中している、というのが共通項でしょうか。
 人生にはいろんな波がつきものです。なかなか一流選手のように切り替えるのは難しいかもしれませんが、毎日彼らの前向きな発言を読んで自分に取り入れ、切り替えて次に集中できるようにしたいと心がけています。

189.平和を願う

2021.08.15

189.平和を願う

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 終戦記念日です。生まれてこの方、戦争を知らずに生きてくることが出来たのは幸いなことだったと思っています。徴兵されることもありませんでしたし。それでも今世界は、コロナ禍もあり、政治的にも難しい問題が山積しているようです。
 私は政治には向いていないので選挙の時に投票所に行くことだけはやっていますが、子や孫の世代にも平和が続くよう、今一度真剣に考えて行動する必要があるのかなと思っています。
 みなさまの心の平安が続くようには、まずはお盆明けの診療再開から頑張って参りたいと思います。

188.盂蘭盆会

2021.08.14

188.盂蘭盆会

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 お盆ですね。
 お盆は盂蘭盆会というものだそうです。目連尊者が餓鬼道に落ちた母親を助けるために、安居を終えた比丘尼達に飲食・寝床を提供したところ、その喜びが餓鬼道に伝わって母親が救われたといういわれと祖霊をまつる風習、親孝行の観点などが混ざって出来た行事のようです。この飲食の提供などを形にしたのがお中元のようです。だからお中元はお盆までに、と言われるんですね・・・。知りませんでした。
 でもこれ、目連尊者に神通力がなかったら、目連のお母さん、その後2000年餓鬼道だったんでしょうかね。それも怖い話です。
 目連の母親は、目連にとってはとても良い人に映ったけれども、世間的には餓鬼道に落ちてしかるべき行状だったことが伝えられます。親といえども誤ることはしょっちゅうある、ということでしょうか。私自身親になっても人間が出来たわけではないと思っています。
 目連のエピソードに思いを馳せながら、自分もその都度、改められることは改められるよう振り返ってみたいと思いました。

187.機嫌良く過ごしてみる

2021.08.13

187.機嫌良く過ごしてみる

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 コロナ禍も長いですし、五輪も終わり、感染者もまた増え、福岡では再度の緊急事態宣言。友人と飲みに行くことも出来ず、フラストレーションはたまりがちです。もちろん、そういう方のご相談もお受けしていますが、私も一人の人間。イタリア旅行も近所の居酒屋も軽々に行けないとなりますと、気分が下がることもございます。家は散らかっていますし、片付けるとなるとまた、ため息も出ます。
 そんな中、ちょっと良いこと思いつきました。
 どうせ過ごすなら機嫌良く過ごしてみよう、と思いつきました。
 イヤホンを耳に掛け、YouTubeで名作落語を聞いてみることにしたのです。恥ずかしながら、テレビでは、噺家の方を視ますが、バラエティだったり、笑点だったりで、まともな落語は高座に行ったこともなければまれにEテレでそれもチャンネル回してて偶然視る程度でした。
 志ん朝師匠の落語が出てきたので、適当に聞き流して片付けをしてみることにしました。
 すごくはかどったというわけでもないのですが、時々クスクス笑いながらお片付けが進みました。
 それにしても噺家の方というのはおしゃべりが上手ですね。流れるようですし、声色、テンポも意のままです。第一聞いていて不快なトーンもなく、意地の悪いことは仰いません。これが長らく芸として成り立つゆえんなのでしょう。ボディーワーカーとしても、彼らの軽妙な声や語りにとても興味がわきます。
 皆さんも、ちょっと暗い時、ちょっとイライラする時などに軽妙な落語など聞いてみてはいかがでしょう。落語をぜひにと推奨するわけでもありませんが、どうせ過ごすなら機嫌良く過ごしてみよう、と心がけることは悪くないんじゃないかなと思っています。

186.歯を大切に

2021.08.12

186.歯を大切に

 ブログを読んで下さるみなさま、いつもありがとうございます。6月より六本松地区で開業しましたまつばら心療内科の松原慎と申します。 素敵なスタッフに囲まれて、日々、元気に営業しております。
 医師になってからは、年に4回以上、必ず歯医者さんに行くことにしています。
 いざという時に痛んだりしたら、クリニックも簡単には休めませんからね。
 歯科で衛生士さんに歯石取りをしてもらうととても気持ちが良いです。それに、数日すると歯茎も引き締まってきて、出血しにくくなります。年々、生え際や歯間の磨き方も上手になってきました。何事も向上心が大切ですね。磨ききれない時は時々フロスで歯間の掃除もしておいた方が良いです。
 歯も、前歯以外はあまり他人に見えない場所ですし、親でもない限りわざわざ開けて歯ブラシしてやることもないかと思います。
 歯のメンテナンスを怠っている時は、他人に見えない場所のメンテナンスをいい加減にし始めた証です。
 忙しすぎるとか、ゆっくり自分と向き合えていないとか、それだけの気力がないとか。
 心療内科で診察するとき、ざっくり歯も診ています。
 歯医者さんほど詳細にはわからないのですが、臭う場合、前歯も虫歯になっている場合、などは他人の目を気にしなくなっているわけなので、セルフネグレクトとなります。特に虫歯になるまで放っておいたとなると慢性化しています。セルフネグレクトと言いましたが、親からもちゃんと磨いてもらったことがない人もあるかもしれません。
 養育者や自分自身がどれだけ歯を大切にしているか、そういうことも自己効力感にまつわる情報として拝見しています。

地下鉄七隈線「六本松駅」徒歩5分